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【阪神超変革を検証10】当てにいくスイングで豪快さが影を潜めた横田

デイリースポーツ 10/12(水) 11:00配信

 開幕戦で「2番・中堅」で先発出場した横田慎太郎外野手も、結果を残せず苦しんだ野手の1人だ。プロ3年目でつかんだチャンス。「超変革」の目玉選手といってもよかっただろう。だが、期待に応えられなかった。

 186センチと大柄の外野手。長打も魅力で足も速い。超攻撃型の打線を組む上で、2番に横田のような選手がハマれば厚みが増すだろう。だが、それは夢に終わった。1軍出場時は結果を求め、出塁しようと強く振ることができていなかった。放った安打20本のうち、長打は二塁打2本だけ。ボールに当てにいくようなスイングになり、本来の豪快な打撃は影を潜めた。

 約1カ月で出場選手登録抹消。5月6日、ウエスタン・中日戦(ナゴヤ球場)に合流した時の試合前練習は今でも鮮明に覚えている。ティー打撃ではネットを揺らすほど振っていた。1軍で見ていた姿とは、まるで別人。それから掛布2軍監督とともに“武者修行”が始まった。

 ファームでは4番固定。その理由の一つに当てにいく打撃を修正する狙いがあった。実際、軽打することも少なくなり、6月3日に再昇格。それでも1軍では結果が出なかった。わずか10日間で抹消。それから昇格することはなく、1軍出場38試合での打率は・190に終わった。

 掛布2軍監督はシーズンを振り返り、横田について言及した。「開幕で2番という特別な打順を打っていたから。落ちてきた時に(金本)監督の方にも『少し時間をかけますよ』という話はしていた。ゲームで結果が出れば推薦はしようと思っていた。練習の形はよくなってきていたから」。1年間しっかり時間をかけて育てあげる方針で進めてきたという。現にそれは実を結びつつある。

 今は2軍に落ちてきた当時とは明らかに違う。「横田は左投げ左打ちだから左腕の力が強い。だから(捉える前に)左肩が出てくる。それが打球を飛ばせる理由でもあるんだけど、右手のリードで振るようにね」と掛布2軍監督。練習ではその形ができつつある。だが、横田は「まだまだ全然。内容も結果も伴うようにしっかり練習していく」と表情を引き締めた。試合で実践できるようになるのがこれからの課題だ。

 常に意識高く、指揮官の助言を実行しようとする素直さも魅力的。来季再び開幕スタメンに名を連ねるのか。掛布2軍監督と積み上げてきた打撃を継続して磨き、自分のものにできれば、自然と結果も付いてくるだろう。

最終更新:10/13(木) 19:18

デイリースポーツ

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