ここから本文です

光州ビエンナーレが好評 著名人も相次ぎ観覧

聯合ニュース 10/12(水) 14:00配信

【ソウル聯合ニュース】アジア最大級の現代美術の祭典、光州ビエンナーレが盛況だ。

 先月1日に開幕した光州ビエンナーレは「第8気候帯―芸術は何をするのか」をテーマに、37カ国・地域から120人のアーティストらが参加して行われている。11月6日まで。

 光州ビエンナーレ展示館内の五つの展示室は温度と密度、雰囲気などの気候環境をそれぞれ変えて設置し、多様性を追求。芸術の本質を探索するよう余白を残した趣向が好評を博している。 

 形式的には同時代の美術のスペクタクルを除去して空白を追求し、内容的には芸術の本質を示した光州ならではの展示を行ったと評論家は肯定的に評価している。

◇文化芸術教育の場として脚光 団体客の観覧続く

 第11回を迎えた光州ビエンナーレは芸術家を夢見る若者だけでなく、学校などの教育機関が団体で訪問し、名実共に文化・芸術の教育の場となった。

 今年も光州芸術高校や全州芸術中学などが団体で観覧した。中央大や成均館、ソウル大などで文化や芸術を学ぶ大学生や大学院生らの訪問も相次いでいる。

◇観覧客参加作品が人気 空間活用に注目

 光州ビエンナーレ展示館内の五つの展示室が温度や密度、雰囲気などの気候環境を変えて設置されたことで観覧客の想像力を刺激。展示室以外の展示空間も活用し、隠された絵を探すように自由に現代美術を満喫する風景が見られた。

 第2展示室から3展示室に移動する橋にはCeline Condorelliの作品、「乱闘」が置かれ、都市内の緑地のような空間を連想させた。アゼルバイジャン出身でパリで活動するBabi Badalovの作品「Car-Pet-Alism」が第3展示室から第4展示室に上がる通路の壁面に設置され、第4展示室から第5展示室に降りて行く通路の壁面には、手の平が刻まれたようなDale Hardingの壁画が設置された。

 体験型の作品も目を引いた。第1展示室に展示されているHito Steyerl( ヒト・スタヤル)の作品「太陽の工場」はコンピューターゲームとバーチャルリアリティー(VR、仮想現実)システムを基にデジタル時代の情報の流れとイメージのゆがみを扱っており、座って映像を鑑賞することができる。Amalia Picaの「書類作業の楽しみ」は世界各地で収集した事務作業に使われるスタンプを使い、自分で作品をつくることができる。

 光州ビエンナーレ展示館出口のそばに設置されたAnnie Lai Kuen Wanの作品「今日も虹」は中に入ることができ、子供たちを楽しませている。

◇著名人も観覧

 光州ビエンナーレを観覧しようと国内外から著名人や美術界関係者も多く訪れている。

 9月3日には与党セヌリ党の次期大統領選候補の一人にも挙げられる金武星(キム・ムソン)前代表が、同8日には鄭義和(チョン・ウィファ)前国会議長や日本のテレビ局「TVQ九州放送」が訪れた。

 また、同ビエンナーレの名誉広報大使を務める韓流スターのヒョンビンさんや、ユ・ヘジンさんら著名な俳優も姿を見せた。

 9月5日には国立現代美術館やナム・ジュン・パイク・アートセンター、ハローミュージアムなど、韓国国内の約50の美術館関係者が訪問した。

 さらに、米ロサンゼルスの現代美術館 (MOCA) をはじめ福岡文化財団など海外からの訪問も相次いだ。

 「地域に寄り添う展示」を掲げるイベントだけに、会場周辺や光州市内のあちこちで市民による公演が行われている。

 先月開催された市民参加プログラム「私も! アーティスト:Healing Heart」は、10、11月にも行われる予定だ。

最終更新:10/12(水) 14:14

聯合ニュース