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予算案修正案自ら再修正、可決 県会自民党、補正予算は58年ぶり減額

福井新聞ONLINE 10/12(水) 8:26配信

 9月福井県議会最終日の11日、最大会派の県会自民党は6日の予算決算特別委員会で提案、可決した県の2016年度9月補正予算案の修正案を自ら再修正し、削除した3事業のうち、水月湖の湖底堆積物「年縞(ねんこう)」の研究展示施設の建築工事(9885万円)を復活させた。同特別委員会で再審議後に、本会議で再修正案を付帯決議付きで可決するという異例の展開になった。残り2事業は削除が決まり、補正予算に関しては58年ぶりの減額修正となった。

 この日の本会議で、西川一誠知事が年縞施設について「既に計画的に事業が進められており、嶺南の活性化に重要。機を逸することなく事業を実施する必要がある」と慎重審議を再度要請。大森哲男議員(県会自民党)が修正案の再審議を求める動議を提出した。

 これを受け、本会議を中断し予算決算特別委を開催。県会自民党会長でもある斉藤新緑委員が、年縞施設関連予算を復活させた再修正案を提出した。その上で、年縞施設の予算執行に当たり▽周辺施設を含め事業効果が最大限になるよう、県と若狭町が総合的に管理運営すること▽早急な全体計画策定と観光資源化▽年縞の天然記念物指定申請を早期に行い、国の補助金を整備に積極活用すること―の3点を付帯決議とした。

 再開後の本会議では、再修正案に県会自民党と無所属の1人が賛成し可決した。幕末明治福井150年博=仮称=開催準備事業(614万円)と、ふるさと納税の全国寄付額1兆円を目指す国民運動展開事業(310万円)は削除となった。

 斉藤議員は補正予算案の再修正について記者団に「一度立ち止まって検討する時間が必要と指摘したが、年縞施設がなくなるとの県民理解になっている。責任会派として現実対応した」と説明した。西川知事は本会議終了後の記者会見で削除された2事業について「12月県議会で再提案することになるのではないか」と述べ、議決を不服とする再議(審議のやり直し)は求めない方針を示した。

福井新聞社

最終更新:10/12(水) 8:40

福井新聞ONLINE