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ペガサス日本一 初の快挙 喜びに沸く

上毛新聞 10/12(水) 6:00配信

 野球の独立リーグで群馬ダイヤモンドペガサスが日本一に輝いてから一夜明けた11日、チームが本拠地とする群馬県高崎市で喜びが広がった。リーグ参入9年目での初の栄冠に加え、グランドチャンピオンシップ(GCS)で2連敗した後の3連勝という劇的な展開が野球ファンの心を捉えたようだ。

◎セキチュー 19日から記念セール

 球団設立に携わり、5年間にわたってスタッフを務めた高崎経済大野球部監督の谷口弘典さん(42)=上並榎町=は「糸井(丈之)球団会長をはじめ、チーム関係者全員にお祝いを申し上げたい」と語った。GCSについては「苦しい戦いだったが、選手が底力を出してくれ3連勝につながった」とし、「日本一を機に黄金時代を築いてもらいたい」とエールを送った。

 GCS第4戦で強烈な打球で敵失を誘い先制点につなげた永井克弥選手の兄で市職員の慎也さん(28)=金古町=はホームの全3戦を観戦した。克弥選手は教員免許を取得しながらプロ野球選手になる夢を選んだといい、「日本一は家族の誇り。弟には自分の選んだ道をやり切ってほしい」と満面の笑みを見せた。

 ペガサスは学童チームを対象に市内で開かれる野球教室に協力している。教室を主催する高崎野球連盟学童部の部長、武井道夫さん(68)=並榎町=は「地元に愛されているチームの初の快挙で、やったの一言に尽きる」と喜びを爆発させ、「子どもたちに基本的な技術を丁寧にアドバイスしてくれる選手たちにとても感謝している」と続けた。富岡賢治市長は「選手や応援する市民が頑張った成果だ」と談話を発表した。

 倉賀野町に本社を置くオフィシャルスポンサーのホームセンターチェーン「セキチュー」は、19~25日に県内全12店舗で記念セールを行うことを急きょ決めた。

◎息詰まる熱戦に興奮 スタンドにファンら1300人

 野球の独立リーグ日本一を決めるグランドチャンピオンシップの最終戦が行われた10日、会場となった前橋市民球場に1300人を超える観客が足を運び、群馬ダイヤモンドペガサスと愛媛マンダリンパイレーツの息詰まる熱戦を見守った。

 ペガサスが1点ビハインドの5回裏、井野口祐介選手が逆転2ランを放つと、ペガサスのユニホーム姿のファンが集まったスタンドから大きな歓声が上がった。一家で観戦していた都筑秀彦さん(41)=高崎市=は「ペガサスの打線は爆発力がある」と興奮気味だった。

 抑えの堤雅貴投手が最後の打者を中飛に打ち取ると、ナインはマウンドに集まって喜びを爆発させ、ファンは色とりどりのテープをグラウンドに投げ込んで祝福した。球団設立当初から応援しているという成田あおいさん(40)=同市=は「勝つことを信じて応援してきた。今後も群馬を盛り上げ、連覇を目指してほしい」と満足そうに話した。

◎僕も群馬も特別な一日

ペガサスで活躍したアレックス・ラミレスDeNA監督の話
 群馬ダイヤモンドペガサスの皆さん、優勝おめでとうございます。以前、所属していたチームなのでとてもうれしいです。群馬はグランドチャンピオンシップ王者にふさわしい、いいチームだと思います。チームに携われてよかったです。

 (同じ日に行われたクライマックスシリーズのファーストステージで巨人に勝利)10日は本当に僕にとっても、群馬にとってもスペシャルな日になりました。私たちも、クライマックスシリーズを勝ち抜き、日本シリーズでも優勝して日本一になれるように頑張ります。

最終更新:10/12(水) 6:00

上毛新聞