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シュワ&デ・ニーロは怒りで、デップは笑いで。“醜聞”大統領選に俳優らも叫ぶ

dmenu映画 10/12(水) 8:50配信

11月8日の大統領選挙まで1カ月を切った米国。10月9日に行われた第2回テレビ討論会は、民主党候補のヒラリー・クリントンと共和党候補のドナルド・トランプが互いのスキャンダルを叩き合い、毒を吐き合い、意地を張り合い、首を振り合い……まるで何かのリアリティ番組かコント劇を見ているような錯覚に陥るものだった。

怒りを露わにしたシュワルツェネッガー、デ・ニーロ

討論の48時間前には、トランプが女性に対する性的侮辱発言をした10年前のテープがリークされ、全米が大荒れに。共和党の同士たちが次々とトランプ不支持を表明することとなった。俳優で元カリフォルニア州知事のアーノルド・シュワルツェネッガーも、「自分は誇り高き共和党派である以上に、米国市民である」と明言し、米国市民になって以来初めて、共和党候補(トランプ)に投票しないと断言した。

一方、国民に投票を呼びかける「Get Out The Vote(投票せよ)」広告のなかで怒りを爆発させたのはロバート・デ・ニーロ。最近の出演作では、お茶目な父親や上司役など温和な役柄が多かったデ・ニーロだが、往年のギャング映画を彷彿とさせるように、トランプのことを「役立たず、犬、ブタ、ペテン師、アーティスト気取り、バカ、国家の惨劇」となじり、怒りが収まらない様子。「ドナルド・トランプのような人間が誤った方向に国を導くことを、非常に危惧している」と締め、投票を呼びかけた。

パロディで訴えたアレック・ボールドウィン、ジョニー・デップら

トランプの同スキャンダルを即座にコントにつなげたのは長寿コメディ・バラエティ番組「サタデー・ナイト・ライブ」。すでにトランプのパロディで大評価を得ていたアレック・ボールドウィンが、問題発言について素直に「アポロジャイズ」(謝罪)せず、「アップル・ジャイズするよ」と誤魔化すトランプを演じてみせた。髪型から表情、身振り手振りまで、トランプにそっくりなうえ、ボールドウィン自身のキャラクターも相まって、会場は笑いに包まれた。

今年初めには、ジョニー・デップがトランプに扮したパロディ短編映画“Donald Trump's The Art of the Deal: The Movie”がコメディサイトのFunny or Dieで配信(https://youtu.be/VJm-E38G3-0)。口が悪く、短気でハチャメチャなトランプ役を演じたデップは、その怪演力と巧みなメイクのおかげもあり、エンド・クレジットが出るまで誰だかわからないほどだった。ちなみにデップは後のインタビューで、トランプが大統領になったら米国が滅びるため、「米国最後の大統領をこの目で見られるのだから、非常に面白い」と、彼らしいコメントを残している。

デ・ニーロほど直接的な怒りのメッセージではないものの、静かながら深刻なムードで投票を呼びかけたのは、ロバート・ダウニーJr.やスカーレット・ヨハンソン、ジュリアン・ムーア、ドン・チードル、マーク・ラファロら俳優たち。「Save The Day」と題した広告(https://youtu.be/nRp1CK_X_Yw)のなかで、名前こそ出さないものの、明らかにトランプのものとわかる政策や振る舞いへの懸念を表し、1票の大切さを訴えた。切実な呼びかけが気づくと、「投票すれば、マーク・ラファロが次作品でヌードになる」という内容に変わっており、ラファロが動揺するという、ちょっとしたユーモア付きで。

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最終更新:10/12(水) 8:50

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