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小室哲哉と“視覚“の関係--絵を描くこと・映像表現・自らのパフォーマンス

SENSORS 10/12(水) 19:01配信

オーストリア・リンツで30年以上の歴史を持つメディアアートの祭典「アルスエレクトロニカ」。9月に行われたばかりの今年の“アルス“では、小室哲哉氏が、慶應義塾大学環境情報学部教授 脇田玲氏とともに作り上げたオーディオビジュアルインスタレーションを発表した。

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SENSORSでは、この作品の制作舞台裏や現地での模様をOA・Web連動で紹介。10月16日(日)1:25~(土曜深夜・15日25:25~)の放送(日本テレビ)でインタビューを放映、OA後も当Webサイトでインスタレーションの制作裏話を公開する。

これに先駆けて、音楽家・作曲家・音楽プロデューサーである小室氏が“アート“に興味を持つまでに至った理由を探るべく、まずは彼と“視覚“に関わる様々な質問を投げかけてみた。

■絵を描くこと

--まず、視覚、映像、絵...“見るもの“と小室さんとの関わりについて聞かせてください。近年のTM NETWORKのライブでも、まず絵を描くことから構想を練っていったそうですね。

小室:そうですね。実は、三歳の時に母親にバイオリンと絵画の両方を一緒に習えるところに通わされていたみたいで、たまたま僕は音楽の方に行った、ということらしいです。小学校5-6年頃に、東京都の何かの絵のコンテストで2番になったこともあるんです(笑)。

■映像×音の原体験

--続いて、音と視覚の関係を意識するようになった原体験についても聞かせて頂けますか?

小室:冨田勲さんと手塚治虫さんによる「ジャングル大帝」のオープニングが最初ですね。カラーにはなっていたとはいえモノラルで、よく今でも仲間達とも話すんですが、記憶の中では“壮大なアフリカの草原“として残っているんですよね。それは手塚さんの絵と様々な音像が組み合わさってこそだったと思います。その後もやはり冨田さん。大阪万博での空間像ですね。
その後プログレッシブロックへの関心を持つんですが、ピーター・ガブリエルの映像と音が融合したパフォーマンスや、その頃はデヴィッド・バーンのパフォーマンスも印象的でした。

--TM NETWORKやglobeなど、ご自身が出るライブでも、視覚についてはやはり意識されてきたのでしょうか?

小室:そうですね、目をつぶって聴いてほしくないので。もちろん、それも素晴らしい聴き方なんですけれど、やっぱり五感を全てフルに使ってもらいたいと思ってやってきました。

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最終更新:10/12(水) 19:01

SENSORS