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安倍首相「リニア8年前倒し、地方創生回廊」 新幹線は経済をどう左右するのか

AbemaTIMES 10/12(水) 20:35配信

(C)AbemaTV

安倍首相が、リニア中央新幹線の全線開業を最大8年間前倒しすると宣言した。

先月26日、所信表明演説において「新幹線はアベノミクスを加速させる重要な政策の一つだ」と発言。財政投融資を活用し、リニア新幹線の全線開業を8年間前倒しし、整備新幹線の建設も加速するとした。東京と大阪を中心地としながら全国を一つの経済圏に統合する”地方創生回廊”を整えることが狙いだ。

1964年、東京オリンピック開幕直前に”夢の超特急”と呼ばれた東海道新幹線が開業。
1973年、当時の田中角栄首相のもと全国に新幹線の路線網を広げる整備新幹線構想が誕生した。当時、高度経済成長期真っ只中の日本に現れた新幹線。今でも日本全国を繋いでいる。
去年3月には、長野から先の新潟・富山・石川をつなぐ北陸新幹線が開業した。今年3月には北海道新幹線が函館まで開業し2030年までに札幌まで延伸する予定だ。
しかし、北陸新幹線での来訪者数は、有名な観光スポットの多い石川へは18%の大幅増、富山も3%増えている一方で、通過駅の長野・新潟へはそれぞれ6%・12%減少している。
その中で、まだ新幹線が開通していない四国・山陰地方に新幹線を開業するという声も上がっている。
果たして、新幹線の路線を増やすことはアベノミクスを加速し経済を活性化させることに繋がるのだろうか。

実は、地方では新幹線を開通させるとその区間に元々あったJRが撤退しているという事態が起きているようだ。鉄道ジャーナリストの梅原淳氏は「今、地方では在来線の特急列車がたくさん走っていて東京に行くには遠いが地域間の移動の方法はたくさんある。しかし、新幹線が出来ることによって、在来線が撤退し新幹線に移行してしまう」と分析した。

また、新幹線の建設には莫大な費用がかかる。
「北海道新幹線には1兆円かかっている。開業を予定している四国新幹線は線路が既に造られているが、それでも3000億円ほどはかかる」(梅原氏)という。
開通の前倒しが宣言されたリニア中央新幹線も東京・名古屋間を40分で走行する一方で建設費に約5兆円かかる見込みだ。

新幹線は経済をどう左右するのか。今後も論議が必要だ。

最終更新:10/12(水) 20:35

AbemaTIMES

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