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組曲「唐津」歌声高らか 制作34年目、全8曲初披露

佐賀新聞 10/12(水) 11:02配信

 唐津の豊かな文化や情景を歌った合唱組曲「唐津」の演奏会が10日、唐津市民会館であった。市民合唱団181人が九州交響楽団との共演で見事に歌い上げ、34年間眠っていた曲に息を吹き込んだ。

 曲は戦後日本を代表する作曲家の團(だん)伊玖磨と作詞家の栗原一登が1982年に市制50周年を記念して制作した。全8部構成で、このうち「唐津市歌」だけが歌われたが、全曲演奏されることは長くなく、唐津での披露もオーケストラとの共演も今回が初めてだった。

 唐津市にゆかりのある九響音楽監督の小泉和裕さん(66)の指揮に合わせ、15カ月間練習を重ねてきた合唱団は「名も美しく」「領布(ひれ)振りて」では情緒豊かに、「曳山(やま)が行く」では勇壮に声を合わせた。小学生28人も大舞台に臆することなく歌声を響かせた。

 約30分をかけて全8曲を歌い終えると、1120人の観衆から大きな拍手が送られ、「ブラボー」と喝采を浴びた。

 実行委員会の竹尾啓助会長(72)は「望外の大成功。34年ぶりの晴れがましい里帰りでした」と団員や関係者をねぎらった。小泉さんは「明るい唐津賛歌を明るく歌ってくれた」と話し、「合唱団とオケと私と“天地人”が一緒になって披露できたが、そういつもオケと共演できるものではない。私も一生忘れることはない。いい機会をつくってくれた」と感謝した。

最終更新:10/12(水) 11:02

佐賀新聞