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グライダー墜落、大学生死亡 熊谷の関係者ら動揺、イベント見直しも

埼玉新聞 10/12(水) 10:30配信

 埼玉県熊谷市の妻沼滑空場で開催中の関東学生グライダー競技会に出場していたグライダーが墜落し、大学生が死亡した事故を受け、グライダーを活用した市のPRを進めていた熊谷市の関係部署には動揺が広がった。

 日本滑空協会の統計によると、同滑空場の2015年の飛行回数は2万1846回、飛行時間は5192時間でともに国内最多。市は関東学生競技会や全日本学生競技選手権など、同滑空場で行われる学生の主要な大会を後援している。

 グライダーを通じたまちおこしを担当する市妻沼行政センター地域振興係は「亡くなった方のご冥福をお祈りしたい。一方、近隣住民からすると安全面の不安を感じるかもしれない。より一層の安全対策が求められる」と話した。

 市では同滑空場を舞台にした漫画「ブルーサーマル」(新潮社、作者小沢かなさん)と連携し、新たな取り組みを始めたばかり。市広報広聴課は市報くまがや10月号に同漫画のイラストを採用し、市観光協会は9月下旬に同漫画のキャラクターパネルを市役所に設置した矢先の事故だった。

 同課は「若い学生が命を落としたことにショックを受けている」、同協会は「事故原因が究明されるまでは静観するしかない」と一様に口が重かった。

 23日に同滑空場で実施予定の空のスポーツを紹介する「埼玉スカイスポーツフェスタ」(SSF実行委員会主催)について、同実行委は開催内容の見直しなどを検討しているという。

最終更新:10/12(水) 10:30

埼玉新聞