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打者・大谷の“弱点”は…“低めに落ちる球”と“大谷シフト”が攻略のカギ?

Full-Count 10/12(水) 10:45配信

大谷攻略のカギは? 低めのボールゾーンに僅かな隙、少しでも浮けば長打のリスクも

 大谷翔平の打撃の素晴らしさは言うまでもない。3割を超える打率を残しながら、四球をよく選び、長打も多い。外野フライが本塁打になる割合は極めて高く、質の高いフライを遠くに飛ばす力は、外国人選手を含めたパワーヒッターの中でもトップレベルにある。そんな打者としても一流の仲間入りを果たした大谷を、リベンジを懸けて挑むソフトバンクが、攻略する方法はあるのだろうか。

二刀流・大谷もパ・リーグTOP10入り、両リーグの本塁打数ランキング

 攻略の手がかりを得るべく、大谷のコースと高さ別の打撃成績を見ていく。図1の左は打率、右はISO(Isolated Power:長打率から打率を引いた、打者の長打力を計る指標)の数値で、打率だけではつかめない長打の出やすさの傾向が表れる。

 打率では、ストライクゾーン内の投球に対しては、いずれのコースもかなりの高い数字を記録している。特に真ん中から内側のボールに対して強く、内角であればストライクゾーンを外れてもよく打っている。かといって外角に弱いわけではなく、コースについては広く対応を見せている。

 長打力を表すISOも、高い数値を残しているのは内角だ。内角の窮屈な球をセンターから左方向へ運び本塁打にしたシーンは何度かあったので、印象に残っているファンも多いと思うが、それはデータにもよく表れている。

 打率、ISOでも数字が上がっていないのは、低めのボールゾーンだ。どんな打者でも簡単に数字が上がるゾーンではないが、大谷を打ち取るには、ここを使うしかなさそうだ。

フォークに対しスイング113回中54回空振り

 大谷は今季75個の空振り三振を喫しているが、3つ目のストライクを奪われた球種で最も多かったのは、フォークボールで25球となっていた。

 空振り三振に限らず、今季フォークボールに対してスイングしたケースは113回あり、54回空振りした。空振り率は47.8%。全打者を対象にした際の数字は32.1%なので、大谷がフォークボール、落ちる球に対し結果を残せていないのはひとつの事実だ(もちろん、パワーヒッターである大谷に強振が多いことも影響してはいる)。図2は54回の「大谷のフォークボールに対する空振り」が、どこに投じられた球に対し喫したかを示したものだが、54球中46球が低めボールゾーンの球でもあった。

 当然、見逃されればボールになる。カウントを悪くする可能性も高く、投げ続けるのは難しいが、この低さにフォークボールを集められれば、大谷も簡単に安打を重ねることはできないだろう。

 しかし、甘いフォークボールは危ない。少しでも球が浮けば長打の危険性は高まる。事実、9月10日の楽天戦、安樂智大が投じた低めのボールゾーンを狙ったフォークボールが、ほんのわずかストライクゾーンに入ると、大谷は確実にとらえ右中間への特大本塁打にした。フォークボールを精密に操れる投手は限られていることを考えると、対策と呼べるかどうかは微妙なところかもしれない。

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最終更新:10/12(水) 10:45

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