ここから本文です

最高裁「夫婦別姓? 旧姓使えばいいじゃん」→地裁「職場で旧姓禁じていいよ」

BuzzFeed Japan 10/12(水) 17:44配信

私立の中高一貫校の女性教諭(30代)が、「職場で旧姓を使わせてほしい」と求めた裁判。東京地裁の小野瀬厚裁判長は10月11日、「職場で戸籍上の氏名の使用を求めることには合理性、必要性がある」として、訴えを退けた。女性側は控訴する意向。【BuzzFeed Japan / 渡辺一樹】

外国人ジャーナリストが写した築地市場 そこに広がる独特な世界

これに対し、ネットでは「話が違うのでは」とツッコミが入った。

こんなツイートも。
<去年の最高裁大法廷で「通称使用すればいいんじゃね?」とか言って夫婦同姓は合憲だとか言ってたけど、早速「通称使用はダメ」って判決。ねえ、裁判官って馬鹿なの?三歩あるくと全部忘れちゃうの?>

昨年12月、最高裁大法廷は、夫婦で同じ氏を使わなければいけない夫婦同姓のルールを「合憲」と判断した。その際、根拠の一つとなったのが「婚姻前の氏を通称として使用することが社会的に広まっている」ことだった。

ちなみに大法廷は、最高裁にいる15人の裁判官が全員で議論する場で、その司法判断は最も重い位置付けにある。

最高裁のロジック

一緒の姓を名乗りたい夫婦にとっては、手続きの煩雑さ、不便さなども気にならないかもしれない。

しかし、様々な事情で、名前を変えたくない人もいる。例えば、自分の名前で信用を築き上げた個人事業主や、自分の名前に愛着がある人たちの中には、名前を変えなければならないなら、結婚をやめる・ためらうといった場合もある。

最高裁判決は、旧姓で築いた個人の社会的な信用、評価を維持するのが難しいとか、アイデンティティの喪失感があるといった問題があることは認めた。

しかし、その一方で、社会的に「通称使用が広まっている」。だから、そうした不利益は「緩和されうる」と判断。最終的に他の事情も考慮したうえで、夫婦同姓が憲法違反ではないと結論づけていた。

言い換えれば、旧姓が使えるんだから、夫婦同姓ルールでも実質的な不利益は少ないでしょ、というものだ。

1/2ページ

最終更新:10/12(水) 17:44

BuzzFeed Japan

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。