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【MLB】今オフFAの上原浩治の気になる去就…地元紙「最後のボールを投げたかも」

Full-Count 10/12(水) 14:24配信

ドンブロウスキー球団社長は年齢面を懸念「選手の加齢は常に心配の種」

 ア・リーグ地区シリーズで3連敗を喫し、2016年シーズンを終えたレッドソックス。本拠地で行われた10日(日本時間11日)の第3戦、8回に登板した上原浩治投手は3者凡退に抑える投球を披露したが、チームは力尽きた。地区シリーズでは2試合無失点だった上原は、今季限りで契約満了となり、オフにはフリーエージェント(FA)となる。自身のブログでは「自分はボロボロになるまでやろうって思ってます」と現役続行の意向を示している右腕だが、地元ラジオ局「WEEI」公式サイトでは「コウジ・ウエハラはレッドソックスでの最後のボールを投げたかもしれない。もしかすると、キャリア最後のボールを」と題した記事で、今季限りの退団を示唆した。

上原浩治のNPB・MLBでの年度別通算成績

 地区シリーズ3連敗という結果に終わり、今季限りで引退するデービッド・オルティス内野手の花道を飾ることができなかったレッドソックスで、もう一人の英雄の去就も注目されている。2013年ワールドシリーズ優勝の立役者となった上原だ。日本人右腕の契約問題は今オフの大きなテーマとなっている。上原は右胸筋の故障で一時は戦線離脱したが、今季は50試合に登板。2勝3敗、18ホールド、7セーブ、防御率3.45という成績で締めくくった。

 記事では、上原が再契約を結ぶ場合は「今季年俸900万ドルから大幅カットを受け入れる可能性が高い」と指摘した上で、「年齢面とシーズンを戦い抜く耐久力を考えた場合、退団や現役引退の可能性も存在する」と分析している。40歳右腕の去就のカギを握るのは、昨季からレッドソックス入りしたドンブロウスキー球団社長だ。「コウジは信じられないような仕事をしてくれた」と大いに感謝する一方で、「選手の加齢は常に心配の種」と年齢面に対する危惧を語ったという。

指揮官は高評価「試合終盤で一流のパフォーマンスを見せる」

 ドンブロウスキー球団社長は、時速140キロ台前半の速球でメジャーの強打者を手玉に取る、独特の投球スタイルを高く買う一方で、年齢面や耐久力といった懸念材料を見過ごすことはできず、上原の評価に大いに悩んでいる様子だという。

「彼が若くて健康な投手であったとしても評価は難しい。非常にアブノーマルなタイプな投手。88マイル(約142キロ)以下の速球を投げ続ける投手が何人いるだろう? いずれにせよ、彼は評価が難しい選手だ」

 2013年に共に世界一に輝いたファレル監督は「試合終盤で一流のパフォーマンスを見せる」と絶大な信頼を置くが、「あらゆる状況も考えて、これから話し合いを持つことになるだろう」と、上原の去就も含めた会議を持つことを明らかにしたそうだ。大いに頭を悩ますドンブロウスキー球団社長は「彼が投げ続けたいと思っているか、という質問に対する答えはイエス。彼は評価が難しい選手か、という質問に対する答えもイエスだ」とし、来季再契約のオファーを出すか否かについて明言を避けたという。

 来季には41歳を迎える上原。希望通り現役を続行する場合には、再びレッドソックスのユニフォームに袖を通すのか? あるいは求められて他球団へ移籍するのか? 上原の去就から目が離せなくなりそうだ。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:10/12(水) 14:31

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