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【ブラジル】9月の新車販売期待はずれ 低調な生産ペースも影響

サンパウロ新聞 10/12(水) 1:36配信

 ブラジルの新車市場はこのところ4カ月連続で前の月を上回る数字を上げて回復の兆しを見せ始めていたが、2016年9月の数字は前年同月はもちろん、前月をも下回る期待外れなものとなった。全国自動車販売業者連盟(Fenabrave、自販連)が5日発表した資料によると、同月の新車販売台数(乗用車・軽商用車・トラック・バス、登録ベース)は15万9962台と、15年9月を20.05%、前の月を13.02%、それぞれ下回った。

 5日付伯メディアによると、9月の結果を受けて自販連は、8月の時点では同18.2%減の209万台としていたトラック、バスを含む16年の年間販売台数の見通しを、前年比19.8%減の206万台に下方修正した。内訳は、乗用車と軽商用車が前年比19.5%減の199万台、トラックとバスが同27.3%減の6万6900台。

 9月の販売が振るわなかったことについて自販連は、国内メーカーの生産ペースが低調だったことも影響したとしている。ブラジル市場におけるトップ3の一角を占めるフォルクスワーゲン(VW)は、部品供給会社との間で発生した問題によって1カ月以上の間、生産休止を余儀なくされ、その影響でVWの販売店は車の供給を受けられなかった。また、他の複数のメーカーは在庫を減らすために生産台数を抑えた。

 自販連は、経済回復の兆候はあるが、雇用や収入、与信といった要素に左右される乗用車及び軽商用車の販売に関しては依然として消費者らの慎重姿勢が見受けられ、これらの販売については早急な回復は見込めないとしている。アラリコ・アスンソン・ジュニオル自販連会長は「乗用車と軽商用車の回復は最後になるだろう」との見方を示した。

 16年の年間予想を下方修正したにもかかわらず、自販連は、新車販売の動きは改善していると強調する。これについて、自販連にサービスを提供している経済コンサルティング会社、MBアソシアードス(MB Associados)のエコノミストは「各四半期ごとの販売台数の比較では明らかな増加がある。最後の四半期において、それは激化する傾向にある」と述べて自販連の主張を肯定。その上で、各指標がプラス領域に入るのは、16年との比較でわずかな増加を得るであろう17年に入ってからだと指摘する。

◆VWが大きくシェア落とす

 今年9月に最も売れたのは、乗用車部門ではゼネラル・モーターズのオニキス(GM ONIX、1万2592台)、軽商用車部門ではフィアットのストラーダ(FIAT STRADA、4409台)といういつもの顔ぶれだった。日本のメーカーの中ではトヨタ自動車のカローラ(4797台、乗用車部門6位)とハイラックス(2897台、軽商用車部門3位)がそれぞれの部門で最上位だった。

 同月のメーカー別シェア(乗用車・軽商用車合算)上位5社はGM(18.24%)、フィアット(14.18%)、現代自動車(HYUNDAI、10.97%)、フォード(FORD、10.33%)、トヨタ(9.29%)という顔ぶれとなった。常にトップ3に名を連ねていたVWは、生産休止の影響などで販売数を大きく落とし、シェア7.60%で7位にまで後退した。ホンダは6.47%で8位、日産自動車は4.09%で9位だった。

サンパウロ新聞

最終更新:10/12(水) 1:36

サンパウロ新聞

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