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ベトナム奥地の村の「希望の寮」、在韓ベトナム労働者たちの支援と壁

ハンギョレ新聞 10/12(水) 12:00配信

ベトナム人移住労働者がサッカー大会開き、基金を集め学校施設に投資 今年は自発的な募金の準備も困難…韓国社会に助けを訴える

 京畿道で働くベトナム人移住労働者がサッカー大会を開き、大会の賞金と募金を集めてベトナム奥地の村の子どもたちのための「希望の寮」を建ててきたが、今年は財政難で困難を来している。

 ベトナム人移住労働者約300人が16日、京畿道安山市(アンサンシ)半月(パンウォル)工業産業団地内の元時運動場で「夢の羽をつけよう」というテーマで「希望ワールドカップ」を開く予定だ。ベトナム人移住労働者で構成されたサッカーチーム8チームが参加する方針だ。故郷を離れ、韓国で働くベトナム人労働者たちの郷愁を癒やし、1日でも思い切り解放感を感じようという趣旨で2014年に第1回大会が水原(スウォン)で開かれた。

 2015年の軍浦(クンポ)に続き、今年で3回目を迎えるサッカー大会は、当初からスポーツ競技を通じ募金を集めベトナムの少数民族の子どものための寮を建てようという趣旨も含まれている。チーム別に20万ウォンずつ参加費を出し、優勝チームの賞金を寄付する方式だった。実際、彼らは第1回、2回の大会で集まった800万ウォン(約74万円)の寄付で、ベトナムのハノイ北部の山岳地帯にあるバンバン小学校の子どもたちのための寮を建てた。この学校の生徒たちは家が奥地にあるため、平日は学校で過ごし週末に帰宅する。彼らが学校の宿泊施設として利用していた倉庫のような寮(写真1)が、サッカー大会のおかげで現代風の寮(写真2)にリニューアルできた。

 しかし、今年は大会の開催自体が困難にぶつかっている。いつも経済的に余裕のない移住労働者同士の自発的な募金に、徐々に限界が見えてきているためだ。

 在韓ベトナム共同体代表のウィン・オクタム氏(41・韓国名ウォン・オククム)は「韓国の人々の援助があった1、2回の大会とは異なり、今年は600万ウォン(約55万円)にのぼる経費を準備するのも難しく、 大会中止まで考えた。しかし、子どもたちに夢と勇気を与える事業を止めるわけにはいかない。足りない部分を韓国の皆さんが後援してくれれば、ベトナムの奥地の子どもたちの支援にちゃんと使われるようにする」と話した。

 2014年に結成された在韓ベトナム共同体は、ベトナム人労働者やベトナム人移住女性が参加する団体で、韓国人に支援を受けたお礼に、今度は自分たちで自国の貧しい子どもたちを支援しようという趣旨で作られたと彼は伝えた。支援の問い合わせは+82-2-338-1899。

ホン・ヨンドク記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:10/12(水) 12:00

ハンギョレ新聞