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真相解明に程遠く 市政高岡の政活費不正、四十九市議「任期全う」

北日本新聞 10/12(水) 0:40配信

 高岡市議会の2人会派「市政高岡」代表、四十九(しじゅうく)清治氏(61)は11日、記者会見を開き、カラ出張による政務活動費の不正請求額を返還したものの、議員は続ける考えを改めて表明した。受け取った政活費を充てたという首都圏出張の証拠は示さず、報道各社の追及にだんまりを決め込むなど、真相解明には程遠い内容だった。

 会見は市議会棟で、辞職願を提出した中山欣一氏(47)と共に開いた。四十九氏は会派の過去5年間分の調査結果について、自身のカラ出張と中山氏の領収書偽造以外に「誤りはなかった」と述べた。

 進退を問われ「市民や関係者に迷惑を掛けた」と謝罪しながらも「反省点を踏まえ、残りの任期を全うしたい」。富山市議会ではカラ出張した議員が辞職したと言われると「自分はそれ(カラ出張)に代わる出張はしている」と述べた。

 四十九氏の主張は、不正した分は2013~16年度の6回の首都圏出張に充てており、着服はしていないというもの。しかし、首都圏出張の真偽をただされても証拠を示さず、質問後に言葉に詰まったり、完全に黙り込む場面もあった。

 会見では書籍を購入した際の領収書の不備なども新たに指摘された。説明責任を指摘されると「これまでの説明で十分」と主張。「議員の資格はあるのか」「(議員を)続けたいなら説明を」と何度も問われたが、最後は一方的に会見を打ち切り、中山氏を残して会場を後にした。

 四十九氏は、高岡水道労働組合執行委員会長や連合富山執行委員などを経て1999年に市議となった。2009年に同じ民主党の中山氏と会派を結成。党県連副代表も務めたが、13年に役員人事を巡って離党した。

北日本新聞社

最終更新:10/12(水) 0:40

北日本新聞