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W杯後の代表からの引退を表明したピケ「もう我慢の限界を超えた」

SOCCER KING 10/12(水) 15:08配信

 バルセロナのDFジェラール・ピケが、2年後のワールドカップ・ロシア大会をもってスペイン代表から引退することを突如発表し、国内で大きな波紋を呼んでいる。

 ピケは現地9日、同大会のヨーロッパ予選のアルバニア代表との一戦後のインタビューで「2018年のW杯を最後にスペイン代表から引退する」と唐突に発言。その理由として、自身への度重なる個人的な攻撃を挙げている。

 出身であるカタルーニャ州の独立を支持する姿勢や、宿敵であるレアル・マドリードに対する歯に衣を着せぬ発言が、一部のメディアやファンから反感を買って来たピケ。スペイン代表では、ホームの試合でもブーイングを浴びたうえ、バルセロナでの試合ほど本気でプレーしていないとの批判を受けて来た。

 そしてアルバニア戦では、長袖のユニフォームの一部を切って半袖の形にして、長袖のインナーの上に羽織ってプレーしたピケには、スペイン国旗の赤と黄のラインが入った部分をあえてカットしたとの非難がSNSを中心に殺到した。

 ところが、ピケがカットした部分には赤と黄のラインは元々入っていなかったため、RFEF(スペイン・サッカー連盟)がその事実を説明すると、騒動のきっかけとなる報道を行った『AS』紙も公式に謝罪をした。

 だが、ピケの代表引退の意志は固かったようで、自身に対するネガティブ・キャンペーンが原因であるものの、以前から検討し続けて来たうえでの決断であることを説明した。

「これは熟考を重ねたうえでのものであり、一時の感情によるものではない。自分は代表のために全力を尽くしているけれども、いない方が良いと考えている人間がいることは明らかだ。常にターゲットにされることに疲れ、もう我慢の限界を超えた。今日のユニフォームの袖の件は、一杯になったコップからこぼれたしずくのようなものだ。W杯ロシア大会後はまだ31歳だが、ここに来ることへの喜びを失ってしまったので、代表から引退することにした」

 ピケはその一方で、2年後のW杯に向けては今まで以上の意欲をもって臨むことを確約している。

「フレン・ロペテギ監督によるプロジェクトには希望を抱いている。だからこそ、本日をもって引退するという決断は下していない。次のW杯が1つのステージの区切りになると感じているので、それまでのおよそ2年間を最大限に満喫して行きたい。自分にとって代表での最後の大会となるロシアW杯では、静かに過ごしたいと思っているし、2度目のタイトルが取れれば最高だね」

SOCCER KING

最終更新:10/12(水) 15:08

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