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英国のEU離脱リスク、モルガンSとアビバも警告-人員異動など示唆

Bloomberg 10/12(水) 2:15配信

英国のメイ首相が欧州連合(EU)離脱手続きで金融業界を特別扱いしないと先週示唆して以来、同業界からは懸念の声が強まっている。この日はモルガン・スタンレー最高幹部の1人が、離脱は金融市場を不安定化させ、銀行のコストを増やす恐れがあると述べ、抗議の輪に加わった。

モルガン・スタンレーで国際事業責任者を務めるロブ・ルーニー氏は11日、「ブレグジット(英国のEU離脱)」をめぐる英金融サービス業界の会合で、「必要とされる場所への資本の移動は、ロンドンを中心に実に効率的に実行されている。この流れを遮断するのは、英国および欧州の経済にとって問題になる。資本市場の安定にとっても問題だ」と指摘。「銀行ははるかに効率の低下したモデルで操業することになる」と続けた。

この会合で金融業界の幹部らはいま一度、EU単一市場への容易なアクセスを維持できない場合はロンドンから業務や人員を移すとメイ首相に警告した。ルーニー氏は、そのような際にはモルガン・スタンレーとして人員をEU内の他都市に異動させる可能性があると発言。英保険アビバのエイドリアン・モンタギュー会長も現状維持を望んでいると語った。

これに対し、カービー財務副大臣(経済担当)は同じイベントで、銀行のEU単一市場アクセス維持に向け英国は「強い立場」にあると説明した。

原題:Morgan Stanley, Aviva Join Chorus Warning May on Brexit Risks(抜粋)

Richard Partington, Gavin Finch

最終更新:10/12(水) 2:15

Bloomberg