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トランプ氏、「これでもう束縛されない」-共和党首脳部に宣戦布告

Bloomberg 10/12(水) 4:41配信

米共和党を率いるポール・ライアン下院議長が前日、大統領候補のドナルド・トランプ氏を今後は擁護しないと話したことを受け、トランプ氏は11日、「もうこれで私を束縛するものはなくなった」と発言。ライアン議長を「弱腰で能力の低い」リーダーだと批判し、共和党首脳部との対立姿勢を鮮明にした。

トランプ氏は「とても弱くて能力の低いわれわれのリーダー、ポール・ライアン氏は電話会議でまずいことを言ったので、その忠誠心のなさにメンバーは逆上した」とツイッターに投稿。前日に下院議長が党の下院幹部会と開いた電話会議で、一部の保守派が議長に異論を唱えたことに言及した。

トランプ氏は長らくワシントンの主流派への不満を公にしてきたが、苦戦する大統領選挙運動を立て直そうとしながら共和党首脳部を標的にする可能性を示唆したことで、対立の姿勢は新たなレベルに引き上げられた。「私を束縛するものがなくなったのはとても良い。これで思うとおりにアメリカのために闘える」とトランプ氏は述べた。

ライアン議長は前日の発言で正式にトランプ氏支持を取り下げたわけではないものの、事実上の不支持を表明したも同然と受け止められている。本選を11月8日に控え、世論調査は民主党候補のヒラリー・クリントン氏のリードが2桁に広がったことを示している。

トランプ氏はライアン議長の支持を得ていないことで「有利に闘うのは難しくなった」とツイッターに投稿、共和党内紛の拡大が政治的なダメージになっていることを認めた。

「サンダース議員をだまして候補から排除したことを除いて、民主党は常に共和党よりもお互いに誠実であることは周知の事実だ」と別のツイートで述べた。

トランプ陣営は11日午前、これまで以上に厳しくクリントン氏を攻撃する広告を展開した。これにはテロリストの台頭を描く映像や、クリントン氏が9月のイベントで咳(せ)き込み、倒れる様子が盛り込まれている。

原題:Trump Says He’s ‘Unshackled’ and Declares War on GOP Leaders (2)(抜粋)

Billy House, Ben Brody

最終更新:10/12(水) 4:41

Bloomberg