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米国債:下落、30年債は6月以来の高利回り-インフレ期待高まる

Bloomberg 10/12(水) 5:26配信

11日の米国債相場は下落。30年債利回りは6月以来の高水準に達した。インフレ率が米金融当局の目標である2%に向かって加速するとの見通しが強まり、売りが出た。

サウジアラビアとロシアが生産制限で協調する可能性を表明したことを受け、原油価格が1年3カ月ぶり高値近辺にとどまっていることから、長期債を中心に売られた。債券市場のインフレ期待を示す通常10年債とインフレ連動国債(TIPS)10年物の利回り差は拡大し、一時は5月以来の最大となった。

労働市場の伸びやサービス業活動の拡大を示す米経済指標を背景にインフレ加速期待が広がり、10月に入ってからの国債相場は下落。米経済は年内の利上げに耐え得るほど強いと当局が判断するとの見方が強まっている。

ソシエテ・ジェネラルのグローバル・ストラテジスト、キット・ジャックス氏は「原油高がこの日のテーマだとすると、もっと大きなテーマは国債利回りの反転だ。それはインフレ期待の高まりを意味し、投資家全般に広がる国債敬遠が緩やかな利回り上昇につながっている」と語った。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーのデータによると、午後5時現在、30年債利回りは前営業日比5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.50%。一時は6月24日以来の高水準を付けた。10年債利回りは5bp上げて1.76%。10日は米祝日のため休場だった。

10年債と10年物TIPSの利回り差は一時1.69ポイントと、5月3日以降で最大となった。

フェデラルファンド(FF)金利先物が示す12月までの利上げ確率は67%と、7日の64%から上昇した。

ブルームバーグと欧州証券アナリスト協会連合会(EFFAS)がモニターする144の政府債市場の中で、期間10年以上の米国債は10日までの3カ月間にマイナス5.8%と最悪のリターンだった。

原題:Treasuries Decline as Traders Boost Wagers on Faster Inflation(抜粋)Unprecedented Slate of U.S. Bill Auctions Shows Resilient Demand(抜粋)

第6段落以降を追加し、更新します.

Wes Goodman, Andrea Wong

最終更新:10/12(水) 6:29

Bloomberg