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ブラジル株:ボベスパ指数が反落-重要法案可決も商品安が響く

Bloomberg 10/12(水) 7:47配信

11日のブラジル株式市場で指標のボベスパ指数は5営業日ぶりに反落。財政立て直しと景気回復を目的としたテメル政権の重要法案が下院で可決され、政府は大きな勝利を手にしたものの、商品価格の下落が大きく響いた。

鉄鉱石生産会社ヴァーレの主要株主である持ち株会社ブラデスパルは同指数構成銘柄の中で最も大きく下げた。原油安でブラジル石油公社(ペトロブラス)も下落した。一方、大学運営のエスタシオ・パルチシパソンエスなど内需関連株は上昇。同国下院はテメル政権が財政赤字削減の一環として提出していた歳出に上限を定めるための憲法改正法案を可決した。

ボベスパ指数は前日比1%安の61021.85で取引を終了。指数を構成する58銘柄のうち40銘柄が下落した。ブラデスパルは3.8%、ペトロブラスは2.2%それぞれ値下がり。7-9月(第3四半期)の売上高が市場予想を下回った小売りのブラジレイラ・ジ・ディストリブイサンは2.7%安。エスタシオは0.6%高。HSBCなどが買いを推奨した石油化学メーカーのブラスケムは4.9%上昇。倉庫運営のルモ・ロジスチカ・オペラドーラ・ムルチモダルは6.2%高と7週間ぶりの大幅上昇。35億レアル(約1130億円)規模のプロジェクトに対し国立経済社会開発銀行(BNDES)からの出資が得られる可能性があると表明したことが手掛かり。

証券会社ギジ・インベスチメントスのアナリスト、ラファエル・オーマチ氏は「国内のシナリオに関する楽観論は高まっているが、ブラジルの輸出への不確実性を分析すると楽観的な見方は制限される」と語った。資源関連銘柄はボベスパ指数のウエートの約4分の1を占める。

原題:Brazil’s Stocks Fall as Commodity Drop Offsets Budget Bill Vote(抜粋)

Denyse Godoy

最終更新:10/12(水) 7:47

Bloomberg