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元リーマンのトレーダーが始めたヘッジファンド、低金利運用難で閉鎖

Bloomberg 10/12(水) 10:58配信

元リーマン・ブラザーズ・ホールディングスのトレーダーが7年前に始めた資産運用会社サカ・キャピタルがヘッジファンドを閉鎖する。超低金利でリターンが圧迫されたことが背景。

シンガポールを本拠とする同社はサカキャピタル・リキッド・クレジット・ファンドを清算し、資金を投資家に返還すると、アッサン・ディン 最高経営責任者(CEO)がインタビューで明らかにした。運用資産は2012年に3億5000万ドル(約362億円)とピークに達したが、今年7月にトレーディングを停止したという。同社は今後は不動産や株式、債券、通貨の運用に焦点を絞るファミリーオフィスに転換し、運用チームおよび関係者向けに資産運用するという。

ディンCEOは「ゼロ金利の環境では、流動性のあるロング・ショートのクレジットファンドで妥当なリターンを生み出すのは難しい」とし、「この先のリターンは5%以下と予想されるので、資本を投資家に返還する決定を下した」と説明した。09年に創設メンバーや友人らによる約5000万ドルの出資でスタートしたサカの運用成績は、翌年からの6年間で年率約7%だったという。

原題:Saka Shuts Hedge Fund as Low Interest Rates Offer Muted Gains(抜粋)

Klaus Wille

最終更新:10/12(水) 10:58

Bloomberg