ここから本文です

FOMC内でのタカ派の力が判明する可能性-12日に9月議事録公表

Bloomberg 10/12(水) 12:26配信

9月20-21日に開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の議事録が12日に公表されるが、これによりイエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長が利上げ派からどの程度の圧力を受けたのかが明らかになりそうだ。市場の年内利上げ見通しにも影響が及ぶ可能性がある。

金利据え置きを決めた9月会合の議事録はワシントン時間12日午後2時(日本時間13日午前3時)に公表される。フィッシャーFRB副議長は9日の講演で、同会合での決定は「際どい判定だった」と述べていた。

9月のFOMC会合には17人が参加。投票メンバー10人のうち、3人が利上げを主張して反対票を投じた。投票権を持たない7人もそれぞれ見解を示した。

コーナーストーン・マクロのパートナー、ロベルト・ペルリ氏は、投票権を持たない「参加者のうち何人が3人の利上げ論者に賛同したかという数字に私は注目する」とし、「それにより、年内利上げが確実な予想であるのか、それとも若干期待外れの経済データに伴い利上げは見送られ得るのか、把握できる可能性がある」と説明した。

フェデラルファンド(FF)金利先物相場によれば、投資家は現在、12月利上げの確率を7割弱と見込んでいる。来月の利上げ確率は20%未満。

イエレン議長は就任以来2年余りの間、低金利維持でFOMC内のコンセンサスを維持しようと努めてきたが、このところほころびが見え始めている。

金利据え置きに反対した3人のうち、ボストン連銀のローゼングレン総裁が最も目を引く。同総裁は長く、失業率押し下げのためには超低金利が必要だと主張していたからだ。今年に入って失業率が5%未満にとどまる中、同総裁は姿勢を転換。このまま超低金利政策を続けた場合、労働市場の過熱やインフレを招き、景気回復が阻害される恐れがある上に、金融バブルを引き起こす可能性もあると警告する。

ジョンズ・ホプキンス大学のジョナサン・ライト教授(経済学)は「議事録では引き続き、インフレの予防的措置としてや金融安定のために利上げを望む当局者と、物価上昇を示す証拠を得てから利上げに進みたい当局者との鋭い対立が見られると私は予想する」と述べた。

原題:Fed Minutes Could Show Strength of Hawkish Rebel Camp in FOMC(抜粋)

Steve Matthews, Christopher Condon

最終更新:10/12(水) 12:26

Bloomberg