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なぜコンサルは最先端のテクノロジーにこだわるのか?

ZUU online 10/13(木) 9:10配信

大手監査法人系のコンサルティング会社が、軒並み最先端のIT関連サービスを強化している。これらの会社はもともとIT分野を得意にしてきたが、経理システムやERP(Enterprise Resource Planning)にとどまらずIoT(Internet of Things)などを踏まえ新たな領域のサービスを積極的に開拓している。

■PwCは金融ビジネスの劇的な構造変化を予測

PwC Japanは2016年7月にPwC Globalが発表した“Blurred Lines: How FinTech is shaping financial services”の翻訳に日本の金融機関に対する調査・分析結果を加えた「グローバルフィンテックレポート」を公表した。

調査結果によると金融機関の83%は独立系フィンテック企業にビジネスの一部を奪われると危惧している。とくに決済サービスの担い手である銀行は95%がそうした認識を抱いている。デジタル革命は顧客が金融商品・サービスにアクセスする方法を大きく変えつつあり、多くの関係者がITの発展により金融ビジネスのあり方が根底から覆され市場の勢力図が塗り替えられると予見している。

こうした動きを踏まえPwC Japanは本年8月にフィンテック企業と金融機関の連携を含む戦略策定、ビジネスモデル構築からシステム実装までのコンサルティングを行うフィンテック&イノベーション室を設置した。当初人員は40名だが3年間で4倍に増員することを見込んでいる。

■アクセンチュアは金融機関を巻き込みフィンテック企業を支援

かつて5大監査法人の一角を占めていたアーサーアンダーセンを源流とするアクセンチュアもフィンテック企業の支援に積極的だ。

2014年6月にアクセンチュアは大手金融機関と共同で香港に “FinTech Innovation Lab Asia-Pacific”を設置した。2016年は欧米系金融機関12社がパートナーとなり、野村ホールディングスなどの8社も準パートナーとして参画している。

2016年は不正・マネーローンダリングなどの犯罪行為の検知支援サービスを提供する日本のSIORKを含むスタートアップ企業8社に対し12週間のメンタリングプログラムを提供している。参加企業はパートナー金融機関の上位役職者によるメンタリングを受けて革新的なサービス開発と事業化を進めることと潜在顧客である大手金融機関との関係構築を図ることを目論んでいる。

Labは香港のほかニューヨーク、ロンドン、ダブリンにもあり、アクセンチュアは世界的な規模で大手金融機関とフィンテック企業の橋渡しを行っている。

■トーマツ・EYもITスタートアップを支援

トーマツは日本国内のテクノロジー・メディア・テレコミュニケーション業界企業を対象に過去4期の売上高に基づく成長率ランキング「デロイト トウシュ トーマツ リミテッド 日本テクノロジー Fast 50」を発表している。

2015年の上位50社はメディア関連企業42%、ソフトウエア関連企業40%、通信関連企業12%という構成でハードウエア関連企業、ライフサイエンス関連企業、クリーンテック関連企業は各1社にとどまった。タブレットの普及やスマートフォンスクリーンの大型化などからモバイル関連のアプリ開発、広告、eコマース、コンサルティングなどが成長していることが表れている。

トーマツではこうしたスタートアップ企業の支援をトーマツベンチャーサポートが中心となって担う体制を構築している。

アーンスト・アンド・ヤング(EY)もIT業界向けサービスに注力している。モノの所有からサービスの利用へと顧客の着眼点が変化する中で、IT企業のビジネスモデルの変化を的確に支援するために会計監査だけでなく、海外進出、M&A、資金調達、組織変革など多様なアドバイザリーサービスの提供体制を整えている。

監査法人グループにとって成長分野の動向を適切にフォローすることは、本業の会計監査のクライアントを確保する上でも極めて重要だ。引き続きIT企業に対するサービスを強化するとみられる。(提供:Innovation Hub)

最終更新:10/13(木) 9:10

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TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。