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沖縄の高江ヘリパッド移設 反対派住民が会見(全文1)人権と環境の問題

THE PAGE 10/13(木) 18:53配信

 沖縄県東村(ひがしそん)と国頭村(くにがみそん)にまたがる米軍北部訓練場で工事が進むヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)移設問題で、建設に反対する住民らが13日午後3時から、東京の外国特派員協会で記者会見を行った。

【中継録画】沖縄の高江ヘリパッド移設 反対派の住民が会見

 会見に出席するのは、安次嶺(あしみね)現達さん、伊佐育子さんら。ヘリパッドは東村の高江周辺に移設される計画で、9月21日には住民33人が国を相手取り、工事差し止めを求める訴訟を那覇地裁に提起している。安次嶺さんはその原告の一人。

「ヘリパッドいらない」住民の会』の伊佐育子さん 今日までの経緯について

伊佐:ありがとうございます。ただ今、紹介ありました。私は『「ヘリパッドいらない」住民の会』の伊佐育子と申します。どうぞよろしくお願いいたします。私のほうからは主に、今日までの経緯をお話ししたいと思います。

 高江は沖縄県本島北部の東村の一番北の集落で、住民約150名、50世帯の小さな集落です。1996年、県民の負担軽減、基地の整理・縮小のためとしたSACO合意、沖縄に関する特別行動委員会により全国でも知られることとなった普天間飛行場の返還、その代わりに辺野古に新基地を造る。そして高江のヘリパッド建設はこれに連動した訓練が可能となる北部訓練場の過半の返還、その代わりに残余の部分に高江集落を取り囲むように6箇所のヘリパッドが造られるというものです。

 これは使用不可能な訓練場を返還し、新型輸送機MV-22、オスプレイが離発着する、オスプレイパッドを建設する。提供水域、海からの上陸訓練とやんばるの森と空をつなげた、一連の訓練が可能となる訓練場です。負担軽減、基地の整理・縮小とはほど遠いまやかしです。やんばるの森は亜熱帯性〓多雨林 00:08:02〓のイタジイの森で、ノグチゲラやヤンバルクイナなど特別天然記念物や、5000種類の動植物、177種の絶滅危惧種が生息する生物多様性の宝庫で、IUCN、WWFジャパンなど多くの自然保護団体が、日米両政府に工事の取りやめや動植物の保全を求めています。また北部訓練場には4つのダムが隣接しており、事故が起きれば水源地が汚染され、県民全体の6割の人の大切な命の水の安全性も問われています。

 高江区ではヘリパッドができ、オスプレイが集落上空を飛び回ったら子育ても生活もできなくなってしまうと1999年、2006年の2回にわたり区民総会でヘリパッド建設反対決議を上げましたが、東村村長が容認に転じ、工事が2007年7月から開始されると同時に私たちは7、8世帯ですが、工事入り口のゲート前で座り込みを始めました。

 1年間、工事が進まないので2008年、国は通行妨害仮処分で私たち、8歳の子供を含む15名を訴えました。結果、共同代表の2名がこれからも妨害をするとし、認められ、本裁判では1人は却下、1人は最高裁まで戦いましたが2016年上告不受理、そしてゲート前には立ってはいけないという命令がされています。

 2013年と2014年にN4のヘリパッド2つが完成し、その後、2年間工事は中断しました。その中、6月にはこのN4での、オスプレイ3機による激しい訓練があり、高江住民は危機感を募らせています。その後、7月11日。参議院選挙の翌日、現職の大臣を落としヘリパッド建設反対の議員を誕生させたのに、9時間後の早朝に北部訓練場メインゲートから基地内に砂利や資材の搬入があり、事実上、工事再開となりました。車両には、ダンプ、ユニックと工事車両だけでなく他府県ナンバーの機動隊のバス、県警の乗用車、パトカーなど、約30台が途切れることなく、この日から毎日メインゲートの中へ入って行っています。この後は24時間体制で沖縄県警、機動隊、民間の警備員が今も米軍の基地を守るために、ゲート前で警備しているのです。機動隊は全国から500人以上、高江に集められたと聞いています。

 防衛局は7月21日までにゲート前のテントと車を撤去しなさい。その後は所有者がいないものと見なします、の貼り紙をし、21日の夕方、いきなり路側帯に駐車禁止の標識を置きました。その夜、私たちは車をゲート前に集め、その車と車の間に座りこみました。朝焼けが時を知らせ、機動隊が北から南から何列もの黒い人の壁となり襲いかかりました。1人1人、両手両足を奪われ、機動隊の人の壁の外へと排除されました。

 それと同時に、朝早く村外からも駆けつけた人たちは3~4キロ南側と北側で県道での封鎖にあい、1台も座りこみ現場へ行くことはできませんでした。軍隊の戦略を民間人相手に強行したひどいやり方です。座りこみを始めて9年間は、憲法や法、手続き、そして私たちの運動がテントを守っていましたが、政府はこれを一切無視し、テントや車、人を排除しました。無法地帯となった高江。政府の恐ろしさを見ました。排除されたあと、新たなゲートが設置されました。その後、民間のヘリ、自衛隊のヘリを使い、国の総がかりで米軍のためにヘリパッドを建設しています。ここに暮らす高江区民の生活など、まったくないがしろにされていることを実感しました。

 9月26日、年内にヘリパッドを完成させる、安倍首相が所信証明で発表しました。ダンプは1日に最初は10台だったものが30台、最近では60台に増し、工事は急ピッチで進められています。このままではオスプレイが飛び交う集落になり、辺野古同様、100年も200年も次の世代に基地を手渡すことになってしまう。

 他国の軍隊のために、世界にここにしかない貴重な山原の自然を犯され、静かに暮らすことさえできないのか。戦後71年たった今も、沖縄県民は誰のために、なんのために、犠牲にならなければならないのか。国を訴えるという手段で高江の生活を守りたいと思います。基地をなくしていく、それが沖縄の未来を切り開く、私たちの責務です。どうぞ、皆さん、広めてください。どうぞよろしくお願いします。

司会:(英語)

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最終更新:10/13(木) 19:12

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