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【パ・リーグCS】伊勢孝夫氏「大谷はセのどこがぶつかっても勝てない」

東スポWeb 10/13(木) 14:01配信

 パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第1戦はリーグ制覇の日本ハムが2位ソフトバンクに6―0で快勝した。鷹打線を牛耳った大谷翔平投手(22)のすごさばかりが際立ったが、この試合を本紙評論家の伊勢孝夫氏はどう見たか。ソフトバンクの大谷攻略法などを徹底分析した。

 【伊勢孝夫「新IDアナライザー」】さすがの大谷も第1戦は苦戦するのではないかと思っていた。ソフトバンクはCSファーストステージで2試合戦った。対して日本ハムは10日ほど試合から遠ざかっている。ゲーム勘というところで苦労するのではないか、ソフトバンクに付け入る隙があるのではないか、と予想していた。しかし、そんな様子はまるで感じさせなかった。それどころか大谷の投球は褒めるしかない内容だった。

 前回のソフトバンクとの対戦(9月21日・ヤフオクドーム)で大谷は160キロを超える真っすぐと150キロ近いフォークでガンガンと押していた。おそらく今回、ソフトバンクはミーティングでコーチが「ストライクは3つあると思うな。2つしかないと思え」と指示していたと思う。追い込まれたらフォークで終わり。その前に真っすぐに負けないような準備をしろ、とね。

 ところが、この日の大谷はいつもよりスライダーが多かった。真っすぐ狙いの打者にとってスライダー、スライダーでは目先が変わってしまう。ソフトバンク打線は相当面食らったと思う。しかもスライダーは真っすぐと腕の振りが変わらない。合っていたのは松田ぐらいのもの。真っすぐは簡単に160キロを計測する。目一杯、振ってもファウルが精一杯。押し込まれてフラフラとフライを上げるぐらいしかできない。

 ソフトバンク打線は内川、松田、柳田、中村晃、本多などトップレベルの選手ばかりだ。しかし、そんなチームをもってしても大谷には歯が立たなかった。配球どうのこうのではない。すべての球に力負け。セ・リーグのどこがぶつかっても勝てないだろう。

 監督がノムさん(野村克也氏)で私がコーチだったとする。ノムさんなら「大谷を何とかせえ」と言ってくるだろうが「今日は何ともなりません。勘弁してください」と答えているね。松坂(ソフトバンク)が「平成の怪物」と呼ばれていたけど、大谷はそれ以上の怪物だよ。

 もしも大谷に対して勝機があるとすれば、僅差で終盤勝負に持っていくこと。投手に頑張ってもらって一つのミスも許されない展開に持ち込んで、相手のポカを待つ。それでようやく五分となる。この試合では5回に武田が無死一、二塁からバント処理をミス。そこまで素晴らしい投球を見せていたが、大谷相手にこんなことをやっていては勝負にならない。 (本紙評論家)

最終更新:10/13(木) 14:08

東スポWeb

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