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【セ・リーグCS】勝負の分かれ目は新井の初戦タイムリー

東スポWeb 10/13(木) 14:01配信

 セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第1戦が12日、マツダスタジアムで行われ、広島がDeNAを5―0と圧倒。3位で勝ち上がってきたチームに優勝チームの貫禄を見せつけ、対戦成績を2勝0敗(アドバンテージ含む)とした。シーズン同様、広島がこのまま突っ走るのか、それとも「下克上」はあるのか。舞台裏をのぞいてみると…。

 シーズン中と変わらぬ一気呵成の攻撃でDeNAを粉砕した。3回一死二塁から丸の中越え適時二塁打で先制すると、続く新井貴浩内野手(39)は、今季を象徴するような逆方向への打撃で一、二塁間を破り、丸が一気に2点目のホームへ。先発のジョンソンが抜群の投球を見せていただけに、DeNAには重い得点となった。

 新井は「得点圏にランナーがいたので何とかしたいと思った。うまく試合に入れました」。シーズン最終戦となった1日のヤクルト戦から期間が開いたが「思ったより違和感はなかった。紅白戦など実戦練習もこなしていたし、守備も含めて地に足が付いてプレーできたと思う」と余裕たっぷりの表情で振り返った。

 プレッシャーのかかる大事な第1戦に勝ち、日本シリーズ進出へ勢いをつける一打となったが、その裏には“恩師”の存在があった。それが現在、四国アイランドリーグplusの香川オリーブガイナーズを率いる西田真二監督(56)だ。

 西田氏は広島が前回優勝した1991年に4番打者を務め、新井が入団1年目だった99年の一軍打撃コーチ。この日、球場に激励に訪れた西田氏は「俺は恩師でもなんでもない。ただの知り合いです」と冗談を交えつつ「彼は今年すごくトレーニングをしたと思う。黒田と優勝できてよかった。これでアドバンテージが1勝は少ない。3勝あげてもいい」。新井の2000安打と黒田の日米通算200勝達成時には、酒と花を贈ったそうで「2人からお礼の連絡がありました。まあ黒田は電話で、新井からはメールしか来なかったけど」と明かして笑いを誘った。

 そんな西田氏が注目していたのは「試合の入り方」だ。

「CSは超短期決戦。状態が悪いと、悪いままあっという間に終わってしまう。初戦が大事。彼が打つことでチーム全体を盛り上げることができるんだからね」

 そんな恩師の期待にキッチリ応える新井の活躍。まさにシーズン中と同様の働きぶりは、ブランクを心配する鯉党を安心させるには十分だったようだ。

最終更新:10/13(木) 14:12

東スポWeb

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