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巨人・鈴木尚広が引退会見「原前監督に出会わなければ今の僕は存在しない」

東スポWeb 10/13(木) 19:50配信

 巨人・鈴木尚広外野手(38)が13日、今季限りでの引退を表明した。同日、東京都内で会見に臨み「スッキリという気持ちに尽きる。もう悔いはありません」と引退を決意した心境を述べた。

 最後の出番はDeNAとのクライマックスシリーズ・ファーストステージ第3戦(10日)、9回の代走で、結果はまさかのけん制死。CS敗退へつながるプレーとなってしまったが「なかなかしないことを最後にしてしまって、これも鈴木尚広に、ある意味ふさわしいんじゃないかな」と笑った。

 それでも、鈴木が積み上げた228盗塁が色あせることはない。原辰徳前監督が就任した2002年から代走の切り札として一軍に定着。「原前監督に出会っていなければ、今の僕は絶対に存在しない」と感謝の思いを口にした。“原野球の申し子”として、7度のリーグ優勝、3度の日本一に貢献し、通算盗塁成功率8割2分9厘は、200盗塁以上の選手で歴代最高だ。

 今季は出場機会が昨季の65試合から44試合に減少。葛藤のシーズンを過ごすなかで「心が離れていった。僕の仕事は一発勝負。心、技、体、どれか一つ欠けると勝負はできない」とユニホームを脱ぐ決意を固めた。

 CS敗退の翌日、由伸監督に報告した際には驚かれたが「俺はいいとも悪いとも言えない。おまえは巨人の中でも、自分の選択をできる人間だ」と言葉をかけられたという。堤GMは「ちょっと待てよ、と思った。当然、来年の戦力に入っていたから」と苦笑いしたが「タカヒロが決めたのなら」と受け入れた。球団に残らないという選択は「これからは野球以外のことも広く勉強して、それから次の人生を考えたいという申し出もあった」と本人の意思だったことを明かした。

「これで枠がひとつ空く。競争が生まれれば、チームが活性化する」。後輩の台頭を期待しつつ、名バイプレーヤーは、笑顔でダイヤモンドに別れを告げた。

最終更新:10/13(木) 20:00

東スポWeb

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