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『ドラゴンボール ゼノバース2』先行オープンβテストの最速プレイインプレッション

ファミ通.com 10/13(木) 20:32配信

文:ライター 浅葉たいが

●最速プレイインプレッション
 ファミ通.comでは久々の登板となる、漫画、アニメを原作とするキャラクターゲームを遊んだ数にはちょっとだけ自信のあるライターの浅葉たいがです。今回の記事では、2016年10月8日~10日の間に開催されたプレイステーション4用ソフト『ドラゴンボールゼノバース2』(2016年11月2日発売予定)の先行オープンβテストのプレイリポートをお届けします。ちなみに、本作のことをまったく知らないという人は、まずは↓のリリースやインタビュー記事をチェックしてみることをオススメします。


※『ドラゴンボール ゼノバース2』 オリジナルキャラクターとともに『DB』の過去や未来の歴史に対峙し、新たな敵に立ち向かえ
※『ドラゴンボール ゼノバース2』今度は6人協力プレイが可能に! 平野プロデューサーインタビュー

●『ドラゴンボール ゼノバース2』とは?
 本作は、2015年に発売されたアクションゲーム『ドラゴンボール ゼノバース』の続編です。この作品が持つ強烈なオリジナリティーと、いままでにない“オンラインプレイ”へのこだわりは、世界的に高い評価を獲得しました。

 『ドラゴンボール』を原作とする作品は、2016年の現時点で、コンシューマー版だけでも30を優に超える数がリリースされています。筆者を含めて、『ドラゴンボール』に魅了されたファンは多く、そのゲーム化作品の多くは、『ドラゴンボール』らしさを追求しており、ゲームならではの体験をもたらしてくれるものばかりでした。

 しかし、そういったポジティブな評価の裏で、ゲームとしての『ドラゴンボール』に新鮮味が薄れていたことも確かです。漫画の原作完結時点から長い時間が経ち、探索やバトルが少しばかり進化したくらいでは、“『ドラゴンボール』の復習”という側面が強くなり、新鮮なプレイフィールが薄れてしまっていたのかもしれません。

 『ドラゴンボールゼノバース』の登場は、こうしたマンネリ化を一気に払拭してくれました。“オンラインプレイ”という、キャラクターゲームでは珍しい要素に力を入れ、ストーリーも原作を尊重しつつ、少し間違えれば大きな反発を買う“ゲームオリジナルのシナリオ”を、『ドラゴンボール』のファンにしっかりと刺さる形で盛り込んだこの挑戦的なタイトルは、今回ナンバリングタイトルが大きな期待を持って迎えられるまでの人気を獲得しました。

●『ドラゴンボール』の世界を旅するゲームオリジナルのオリジナルストーリー
 『ドラゴンボールゼノバース』に引き続き、本作の物語の主人公は、プレイヤー自身です。プレイヤーは、何者かの力によって歪められた『ドラゴンボール』の世界の歴史を元ある形に戻す“タイムパトロール隊”の一員なのです。

 アツい『ドラゴンボール』の名場面の数々にタイムトラベルしつつ、そこで“本来あるはずでなかった”力や、敵たちとバトルし、歴史を強制していく過程では、『ドラゴンボール』ファンの心に熱く残るシーンを、ゲームならではのスピード感溢れる演出と、美麗な表現で楽しむことができます。悟空たちと共闘したり、時にはその時代にいない敵を食い止めたり。本作の物語には、主人公が自分だからこそ味わえる興奮に満ちています。

 オープンβ版では、ベジータたちとの戦いを描いた“サイヤ人編”が改変され、その裏で暗躍するターレスやスラッグなどの姿を確認することができました。前作でも、サイヤ人編は“改変”を受けていたのですが、本作から参戦してきたターレスやスラッグ、そして謎のサイヤ人がどのような動きを見せるのか、いまから製品版が楽しみです。

●さまざまな遊び方ができるオンラインプレイ
 『ドラゴンボール ゼノバース2』は、オンラインでプレイすることでその魅力が何倍にも膨れあがります。1VS1はもちろん、3VS3などでも戦える対戦モードはもちろん、ほかのプレイヤーと協力して、CPUキャラクターと戦う“ミッション”形式のコンテンツなども用意されています。ミッションの共闘バトルは、大量に出現するサイバイマンを倒したり、大猿化したベジータを迎え撃ったり、『ドラゴンボール』のゲームで体験してみたかったバトルなどもあるため、本格的な“共闘”ゲームを遊んでいるようなプレイフィールを得られます。

 オープンβテストでは、本作からの新要素である6人共闘の“エキスパートミッション”を遊ぶことができました。エキスパートミッションに出現する敵は、通常のミッションに出現するものと異なり、味方を洗脳して一時的に敵にしてしまう“洗脳攻撃”や、味方をほかのバトルフィールドに隔離してしまう攻撃、防ぎ損ねると全滅もありうる強烈なエネルギー弾など、強烈な攻撃をくり返し使用してきます。

 オープンβテスト版の大猿と最初に対峙したときは、“共闘”というところに意識を割いていなかったためか、エネルギー球をもろにうけて全滅してしまうという衝撃的な体験をすることができました。慣れてくれば危なげなく倒すことができたのですが、オープンβテストで遊んだこのミッションが序盤のものだとすると、相手の体力や攻撃力が高くなってくる後半のものは、しっかりと“共闘”を意識させる難度になってくることが予想されます。“共闘”は前作の魅力のひとつでもあったのですが、本作ではよりこのエキスパートミッションが追加されたことでより色濃く、アツく、ほかのプレイヤーとの共闘が楽しめるのではないでしょうか。

●進化したバトルの駆け引き
 筆者は“対戦”をこよなく愛するプレイヤーなので、対戦モードも時間の許す限り遊んでみました。バンダイナムコエンターテインメントから発売されている“対戦”モードのある『ドラゴンボール』のゲーム化作品は、原作のスピード感溢れる技の応酬を味わえるような設計になっている作品が多いのですが、本作では新要素である“バニシングステップ”がより『ドラゴンボール』感を高めてくれます。

 バニシングステップは、入力後、姿を消しつつ高速で移動するシステムとなっており、攻撃に対する回避手段や、奇襲、様子見など、その用途はさまざまです。このバニシングステップの応酬となる試合では、まさしく“目にもとまらぬ”バトルを体験できます。ちょっと性能的に強力すぎるかなと思うところもありますが、そのほかの新技や新要素も非常に強力なものがそろっているので、発売後にはじっくりと戦術や対策を考えてみる予定です。

●オープンβテスト総評
 先行オープンβを遊んだ限りでは、前作の良いところを引き継いだ続編となっています。前作を遊んだプレイヤーであれば、進化した『ドラゴンボール ゼノバース』らしさを、プレイ中に何度も感じられるはずです。

 本作から遊ぶプレイヤーの方は、前作を知らないと楽しめないという要素はほとんど存在しないため、ナンバリングタイトルだからと身構えず、安心して本作から遊び始めてください。また、共闘ミッションの数が大幅に増えたため、“共闘ゲーム”好きの方にもおススメです。前作からの引継ぎ要素が存在しますが、この引継ぎで得られる要素によって、オンラインプレイに大きく差がつくことはなさそうなので、それほど重視する必要はありません。どうしても気になるという方は、本作の発売に先駆け、前作が“ウェルカムプライス”でリーズナブルに手に入るので、いまから遊んでみてください。

 いろいろな『ドラゴンボール』のゲーム化作品を遊んできた筆者ですが、本作の出来栄えも『ゼノバース』以上のものになっているのではと感じました。(ひとつだけ気になるところとして、オンラインバトルやミッションからタウンに復帰する際の、ロード時間が若干長いという点を挙げておきます。くり返し同じミッションをプレイするときにややひっかかりを感じました。もちろんこれは、オープンβテスト環境での話なので、今後改善される可能性があります。)

 また、本作のオープンβテストが2016年10月14日~17日までの期間限定で開催予定となっています。プレイステーション4とオンラインプレイ環境さえあればだれでも参加できるので、百聞は一見に如かず、ぜひこの機会に“お試し”プレイを楽しんでください!


■著者:浅葉たいが twitter ID:asabataiga

格闘ゲーム、アドベンチャーゲーム、RPGをこよなく愛するゲームファン。年間100本以上のゲームを自腹で買い、遊んでいる。ゲームメディア等で記事を書くこともあるが、その正体はインテリアデザイナー、家具屋。ゲームを最大限に楽しむ集団・ゴジラインの代表。

ドラゴンボール ゼノバース2
メーカー:バンダイナムコエンターテインメント
対応機種:プレイステーション4
発売日:2016年11月2日発売予定
価格:7600円[税抜](8208円[税込])

最終更新:10/13(木) 20:32

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