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スマホの常識を超えるオーディオ体験を――ZTEが「AXON 7」「AXON 7 mini」を10月21日発売

ITmedia Mobile 10/13(木) 22:28配信

 ZTEジャパンが10月13日、SIMロックフリースマートフォン「AXON 7」と「AXON 7 mini」を日本に投入することを発表。13日に予約を開始し、10月21日に発売する。全国の家電量販店やMVNOが取り扱う。価格(税別)はAXON 7が5万9800円、AXON 7 miniが3万9800円。

【2機種の違い】

 AXON 7は、5.5型WQHD(1440×2560ピクセル)の有機ELを搭載した、ZTEの最上位スマートフォン。AXON 7 miniは、AXON 7と同等の機能を詰め込んだ、ワンサイズ小さなモデル。ディスプレイは5.2型フルHD(1080×1920ピクセル)の有機ELを搭載する。カラーは2機種ともイオンゴールドとクォーツグレーの2色。サイズ以外見分けがつかないよど2機種の外観は似通っている。

●オーディオ機能を大幅に強化

 これまで、ZTEは日本市場ではローエンド~ミッドレンジのスマートフォンを中心に投入してきたが、満を持してのハイエンドスマホ投入となる。そんなAXON 7/7 miniの中でも特にこだわったのが「オーディオ」だ。

 ZTEジャパン モバイルターミナル事業部 デザイン 兼 商品企画ディレクターの荒井厚介氏は「スマートフォンの常識を超えるオーディオ体験ができる」とアピールする。

 AXON 7/7 miniは、旭化成エレクトロニクスのオーディオ専用チップを、スマートフォンでは世界で初めて搭載した。AXON 7は2つのチップを搭載しており、1つがデジタル信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバーター(DAC)の「AK4990」。ハイエンドオーディオ機器にも使われているもので、イヤフォン接続時に、ゆがみのないサウンドを出力できるという。もう1つが、スタジオ録音で使われている高音質の録音技術を実装したオーディオ統合チップ「AK4961」で、動画撮影時などで音声を高音質で記録できる。AXON 7 miniはオーディオ統合チップ「AK4962」1つを採用しており、D/Aコンバーターも搭載している。

 旭化成エレクトロニクスは、同社の目指すサウンドを「VELVET SOUND」と呼び、「目で見たように聞こえる音」を追求している。同社Audio Quality Expertの小瀧敬氏は「(VELVET SOUNDでは)繊細な音の輪郭を捕らえ、情感をあますことなく表現できる。息づかい、空間の広がりが、これまでにないレベルで体験できる」と強調する。

 一方でスマートフォンに搭載することは困難だったという。「これまで、AK4990は数十万円や数百万円の高級オーディオ機器に採用されてきたが、スマートフォンへの搭載は新たな挑戦だった。高級オーディオ機器で培ってきた技術や経験を厚さ約8mmのボディーに詰め込むためには、スペースの制約や、通信モジュールのノイズなど、数多くの課題を解決する必要があった。ZTEの協力があり、AK4490の能力を全て発揮できるようになった」(小瀧氏)

 AXON 7/7 miniは、日本のスマートフォンでは初めて「Dolby Atmos」を採用したのも特筆すべき点だ。スピーカーとイヤフォンでの再生どちらにも対応しており、映画館のように、360度の方向から臨場感あふれる音が聞こえてくる。声や音がリスナーの周りで動くため、まさにそのシーンにいるかのような感覚を味わえるという。また、大音量にしても音がゆがまず、端末をチューニングすることで内蔵スピーカーでも迫力のサウンドを楽しめる。

 Dolby Japanの大沢幸弘社長は「20年ぶりぐらいといえるほど久しぶりに、サウンド技術の大革新が起きている」と興奮気味に話す。「もともとは1つのスピーカーで1チャンネル、それがステレオの2チャンネル、マルチチャンネルを長い間提唱してきた。その方式をベースにした新しい方式がAtmosで、3次元の空間に音の要素を自由に送れる。例えば鳥の羽ばたきの音、雨や雷の音などが、目をつぶっていても、その場にいるように聞こえる。今までとは全く違うサウンド体験を得られる」(同氏)

 ゲストとして登場した歌手の平原綾香さんも「(音質がいいと言われても)最初は疑っていたけど、最高にすばらしい音で本当にビックリした。技術が発達してスマートフォンの音もよくなっているけど、これは飛び抜けている」とそのクオリティーの高さに驚いていた。

 AXON 7/7 miniはデュアルスピーカーを本体前面に搭載しており、Dolby Atmosと相まって、迫力と立体感のあるサウンドを楽しめる。また2機種ともハイレゾ音源の再生にも対応している。

●デザインや基本スペック

 デザインにも力を入れた。BMWのグループ企業「Design works」と共同開発し、スポーツカーをモチーフにしたという滑らかな曲線を取り入れて、手にフィットしやすい形状に仕上げた。背面は強度が高く耐腐食性のある「6000番台」のアルミ合金で構成。ディスプレイにはキズの付きにくい「Corning Gorilla Glass 4」を採用した。

 アウトカメラはAXON 7がF1.8の2000万画素CMOSで、光学式手ブレ補正に対応している。AXON 7 miniはF1.9の1600万画素CMOSで、手ブレ補正は電子式となっている。インカメラは2機種とも800万画素CMOSでF2.2。

 プロセッサはAXON 7はハイエンドの「Snapdragon 820」、AXON 7 miniがミッドレンジの「Snapdragon 617」を採用。内蔵ストレージ/メインメモリはAXON 7が64GB/4GB、AXON 7 miniが32GB/3GBという違いがある。外部接続端子は2機種ともUSB Type-Cで、AXON 7は急速充電の最新規格である「Quick Charge 3.0」に対応する(miniは2.0)。

 AXON 7/7 miniはLTE/3Gのデュアル待受(DSDS)をサポートしているが、片方のスロットはmicroSDと兼用する形。通信速度は下り最大300Mbps、上り最大50Mbpsで、複数の周波数帯を束ねて高速化を図るキャリアアグリゲーションにも対応している。

 なお、KDDI回線のSIMカードは利用できない。「ZenFone 3」や「IDOL4」「SHINE LITE」などau VoLTE対応のSIMロックフリースマホが増えているだけに、ここは残念な点だ。

●DaydreamやAndroid 7.0にも対応予定

 AXON 7は、GoogleのVR向けプラットフォーム「Daydream」への対応も予定しており、荒井氏によると、2016年度第4四半期での対応を目指しているという。またDaydreamの対応はAndroid 7.0からなので、7.0へのバージョンアップも「お約束はできないが」(荒井氏)、第4四半期での対応を予定しているとのこと。VRコンテンツを利用できるヘッドセットの日本市場への導入も「検討はしている」(同氏)そうで、発表会場ではヘッドセットの試作機が展示されていた。

最終更新:10/14(金) 10:59

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