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熊本地震あす半年 学生戻るまで・・・維持懸命 南阿蘇村の東海大学阿蘇キャンパス農場

日本農業新聞 10/13(木) 7:00配信

 4月の熊本地震発生から、14日で6カ月。大きな被害を受けた同県南阿蘇村にある東海大学阿蘇キャンパスの農場では、残された家畜を守ろうと職員が奮闘を続けている。

 4月の地震では学生3人が犠牲となり、農場の施設も一部損壊した。ただ、実習用に飼養していた牛や豚、羊、合計約80頭は無事だった。いまだに地面に亀裂が残ったままの農場に学生の姿はないが、技術職員11人が餌やりや搾乳などの世話を続けている。

 地震直後には肉牛2頭、今夏は乳牛3頭が生まれるなど、新たな命も誕生した。サツマイモ、ハクサイ、ブドウなどの作物の栽培も続け、農場を懸命に維持している。だが、実習や授業に欠かせない排水設備やインターネット環境が整わないなど、キャンパス再開の見通しは立っていない。

 地震発生直後から復旧に当たる技術職員のリーダー、服部法文さん(62)は、1973年の阿蘇キャンパス創設時から勤め、1期生から送り出してきた。安全面の不安を解消しないままキャンパスを拙速に再開することはできないと考える一方で、大多数の学生から早く阿蘇キャンパスに戻りたいとの思いを聞く。葛藤を抱えながらも、「今は学生が戻ったらすぐに実習に入れるよう、農場を守っていくしかない」と話す。

 阿蘇キャンパスの農学部生約1000人は、7月から熊本市内の熊本キャンパスで学んでいる。県立農業大学校などの施設を借りて実習を積んでいる。本格的に学生が阿蘇に戻るのは早くとも2017年度末以降となる見込みだ。農学部4年であか牛の繁殖などを研究してきた圓藤沙和さん(21)は「大好きな阿蘇キャンパスで卒業したかった。後輩たちは早く戻れるようにと願っています」と悔しい思いをにじませた。

日本農業新聞

最終更新:10/13(木) 7:00

日本農業新聞

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