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工藤ホークス激痛の黒星 CS突破率0%打破へ切り替える

西日本スポーツ 10/13(木) 9:47配信

■ハムに0-6

 突破率0%を覆す! 工藤ホークスが「打倒大谷」で臨んだクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(S)第1戦で“激痛”の黒星を喫した。不安定な投球が多い立ち上がりに攻略の糸口をつかめず、剛腕に牛耳られた。アドバンテージを含めて初戦でいきなり「2敗」。パ・リーグはファイナルSとなった2007年から初戦白星のチームが9年連続で日本シリーズに進出しているが、工藤監督は切り替えを強調。不屈の姿勢を貫き、負のデータを必ず打破する。

大谷からチーム唯一の安打を放つ内川

■柳田いまだ無安打

 必勝を期した初戦で、完膚なきまでたたきのめされた。歴史的V逸の雪辱どころか、22歳の剛腕の前に7回までにわずか1安打。相手救援陣にもノーヒットに抑え込まれた。1安打での敗戦は、CS史上ワースト記録。工藤監督は込み上げる悔しさを押し殺し、屈辱的な敗戦を潔く認めた。

 「付け入る隙? 今日の大谷に関してはない。球が浮いたりとかもなかったし、低めに集まっていた。今日は、はい、完敗ですね」

 やられたらやり返す、が信条の工藤監督も、認めざるを得ない圧巻の投球だった。前回対戦した9月21日の天王山初戦。ホークス打線は制球が定まらなかった2回までに3四球を選び、長谷川も長打を放った。唯一の弱点ともいえる立ち上がりを工藤監督は札幌入りした11日から攻略ポイントに掲げていた。だが、プレーボール直後から、敵は一枚も二枚も上手だった。

 初回こそ柳田が四球で歩いたが、力感を抑えたフォームから繰り出される160キロ超の剛速球と鋭角に曲がるスライダーに手も足も出ない。4回までは、真っすぐとスライダーの2球種だけの組み立て。ベンチは試合前から割り切って真ん中付近の球に狙いを絞る指示を出していたが、いつ来るかわからないフォークボールも頭から消すことはできない。結局、7回までに放った安打は、4回1死から珍しく甘く入ってきたスライダーを捉えた内川の二塁打だけ。工藤監督も認めたように隙はなかった。

 「実力の差。打てるように頑張ります。球がすごい。俺じゃ打てない」。4回に大谷から空振り三振に倒れた柳田も、自虐的なコメントとともに脱帽した。9回も守護神マーティンの前に空振り三振。骨折離脱中にV逸が決まり「CSで暴れたい」と、並々ならぬ気合で復帰したが、ファーストS初戦から11打数無安打。誰よりも屈辱を味わっているからこそ、完敗を受け入れ、2戦目以降にやり返す覚悟だ。

■「切り替えていく」

 工藤監督も同じ考えだった。「切り替えて明日いくしかない。(試合が)終わった瞬間に切り替える。以上、終わり!」。就任以来最短時間となる約1分半で、自ら試合後の囲み取材を打ち切った。長丁場のシーズンとは違い、過ぎ去ったことを振り返っても仕方ない。過去のデータ上、初戦を落とせば、ファイナルSの突破率は0%。残り5戦で4勝が必要だ。それでも、工藤ホークスは「明日」を信じ、歴史を変える。

=2016/10/13付 西日本スポーツ=

西日本スポーツ

最終更新:10/13(木) 9:47

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