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Googleスマホ「Pixel」ハンズオン。外見は普通でも中身はすごい

ギズモード・ジャパン 10/13(木) 12:20配信

リンゴマークが丸になっただけのiPhoneじゃん…と思ったら、大違いでした!

Googleの新たな純正スマートフォンPixelは、ぱっと見は別に革新的って感じはしません。5インチ、または5.5インチのその端末にはSnapdragon 821が搭載され、解像度は1440 x 2560、ストレージは最大128GB、指紋スキャナが背面にあります。他の今年のAndroid端末と間違えちゃったとしても、それはOKです。だってみんな基本的に同じだから。

でもPixelが他のスマートフォンと決定的に違うのは、ソフトウェアです。一見ではHTCとかSamsung、もしかしたらファーウェイが作った端末みたいに見えるかもしれないし、中身のハードウェアも共通しています。でもそこにあるソフトウェアは、現代のスマートフォンがもちうる最高の頭脳を備えています。

何がすごいって、Googleの人工知能をフル投入したGoogle Assistantです。たとえば近所のショッピングモールを検索すれば、Google Assistantが近くにある全ショップをリストアップして、さらにその中のどこかを検索したり買い物したりしたことがあればそれらを上位表示したりもします。「OK Google、ヒューストンの近くのあの巨大なモニュメントは?」なんて聞けば、ヒューストンを走る高速道路のそばのサム・ヒューストンの像のことだって一瞬で理解してくれます。

Google AssistantはAppleのSiriみたいに何回も聞き直したりもしません。文脈をちゃんと理解してくれるってのは細かな違いのようでいて、雲泥の差を生むんだなって感じます。SiriとかGoogle Nowを日常的に使っている人ならこの進化はすごくありがたいはずだし、そうじゃない人にとってもきっと便利に感じられると思います。

特に興味深いのは、Google AssistantがPixelに深く統合されていることです。それはGoogle Nowに似てはいますがもっと進化しているし、GoogleがAIをスマートフォンの中心に埋め込んでいるってことで、彼らが描いているスマートフォンやサービスの未来像がうかがえます。今日の発表イベントのハイライトは、Pixelの端末でもVRでもGoogle Homeでもありません。デバイスの裏側でそれを支えるコンピューティングこそが主役なんです。Googleは我々に、いつかそこら中に人工知能が存在する世界がやってくるんだと訴えています。そしてPixelをちょっと見ただけで、たしかにそれは良さそう、と思えてくるんです。

もうひとつPixelの良いところは、インテリジェントなカメラです。デモ会場のひどいライティングの下でも、リッチでいい具合に鮮やかな写真が撮れました。実際そんな環境で、自分で持っていった1500ドル(約15万円)相当のカメラとレンズよりむしろいいんじゃないかと感じるくらいでした。

PixelのネイティブカメラアプリはiPhoneと同じようにそっけないものですが、撮った写真がきれいなら、別にそれでいいんです。カメラは満足行くほど長時間いじれなかったんですが、反応は速く、画像はきれいでクリーンでした。あとはGoogleがプレゼンした通りなら、良い写真が簡単に撮れてOS自体も使いやすいということで、iPhoneのファンがPixelに転向する理由になるかもしれません。Googleはちゃんと機能するカメラを作ったという意味で、Appleに追いついたようです。

ところで、これまで確認できている範囲で、Pixelで唯一飛び抜けてどうでもいい機能は、スクロールホイールも兼ねる指紋スキャナです。どうも生煮え感があります。試した端末では、下スワイプで通知メニューを開けましたが、上スワイプでアプリドロワーを開け…ませんでした。それから、スワイプでアプリメニューをスクロールしたり、Webを見ているときに上下スワイプもできませんでした。

それからこれはハンズオンで確認するわけにもいかなかったんですが、Pixelできわめて痛恨なのは防水じゃないってことです。

でもそれらの欠点は、今回の好感触に比べれば、大した問題じゃありません。といってもフルレビューするまでは、良いと思った部分がそこまで本当に良いかどうかも断言はできません。でもとにかくPixelでは、ハードウェアもさることながら、ソフトウェアこそが真のスターです。

image: Alex Cranz / Gizmodo

Alex Cranz - Gizmodo US[原文]

(福田ミホ)

最終更新:10/13(木) 12:20

ギズモード・ジャパン

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