ここから本文です

のんびり星空を眺めてみませんか? 親子で星空浴

ベネッセ 教育情報サイト 10/13(木) 17:03配信

お子さまは学校や塾、保護者は仕事や家事で忙しく過ごされていると思いますが、ちょっと一息ついて星空を眺めてみませんか。「星空観察は親子の絆を深めるためにもとても良いイベント」と国立天文台の副台長の渡部潤一先生は語ります。親子で行う星空観察のメリット、そして親子で観察を行う際のコツについて伺いました。

親子で《星空浴》をしよう

現在、日本では都会はもちろん、地方の小都市でも、夜間の人工照明が多くなってしまい、街のあかりに埋もれて星空が見えにくくなる「光害」が進んでいます。天の川や流れ星を見たことがないお子さまも多いのではないでしょうか。そんなお子さまにぜひ「星空浴」をしてほしいと思っています。森林浴や日光浴と同じように「浴」という言葉をつけているのは、星空を見上げることにはさまざまな効能があると考えているからです。

星空は癒やしをもたらすだけでなく、人と人との絆を深めるきっかけにもなります。わたしがこの言葉を使い始めたのは、1998(平成10)年のしし座流星群の時からです。しし座流星群を見に行ったさまざまなかたから、「しばらく口をきかなかった娘と一緒に行っていろいろな話をした」「近所付き合いが少ない隣人と星を見ながら初めて話をした」といったお話を伺いました。日本人は面と向かって話すのは得意ではないので、星を見ながらであれば、普段言えないことも言い合えるのだと実感しました。ぜひ、お子さまと星座や流れ星を見つけたときの感動を共有してほしいですね。

また、真っ暗闇というのは、人間の想像力をかきたてます。星たちがいろいろな形に見えて、わくわくしてくるはずです。もしかすると幼いお子さまは、幽霊やお化けがでるかもしれないといった恐怖心を抱くかもしれません。そんなとき、お子さまにとって頼りになるのは隣にいる保護者です。一緒に夜空を見上げるだけですが、夜が明けるころには、恐怖心は保護者への信頼に変わっているでしょう。お子さまとのつながりを再確認する場所として、星空観察はとても良い機会になるはずです。

1/2ページ

最終更新:10/13(木) 17:03

ベネッセ 教育情報サイト