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木星の衛星エウロパ、氷の下から海水が200kmの高さに噴出?

ギズモード・ジャパン 10/13(木) 21:10配信

そんなに水がある、ってことは生命体も…?

木星の衛星エウロパは、太陽系の中でも地球外生命体がありそうな星の有力候補のひとつです。さらに今週、その有力度が一気に高まる発表がありました。NASAが、ハッブル宇宙望遠鏡のデータを元に、エウロパの南極に間欠泉(断続的に水を噴き上げる温泉)があることを示す新たな証拠を発表したんです。

エウロパの表面は厚い氷で覆われていますが、その内側には地熱で暖められた地下海があるかもしれないってことです。上の画像の左側が今回(2014年)の観測結果、右側が2012年の同様の発見です。

ハッブル宇宙望遠鏡を運用する宇宙望遠鏡科学研究所の天文学者、William Sparks氏はこう言っています。

”この観測によって、エウロパ全体が今、塩分を含む液体の水の海に覆われていることが示されました。もし水蒸気が噴き上がっているのであれば、非常に大きな意味があります。なぜなら(その水蒸気を採取することで)、氷を何マイルも掘らなくても探査が可能になるかもしれないからです。”

この発見は、ハッブル宇宙望遠鏡での15カ月、10回にわたる観測の成果です。ハッブルは遠紫外線を使い、エウロパが木星の手前を移動していくときの光の変化を観測していました。10回の観測のうち3回、水柱らしきものが捉えられており、そのほとんどはエウロパの南極部分から噴き出していました。水柱のイメージは、下の動画の0:50あたりで見られます。またこの観測結果については、Astrophysical Journalに掲載される予定です。

動画はこちら:https://youtu.be/4QJS9LcB66g

こちらの動画はゴダード宇宙飛行センターのYouTubeチャンネルからの動画です。

エウロパに間欠泉がある可能性が示されたのは、じつはこれが2回目になります。1回目は2012年、ハッブルが捉えた紫外線画像の分析から、エウロパの南極付近で水素と酸素が空高く噴き上がっていることが判明したときのことでした。

でも、その後約4年間、同様の観測はハッブルでも他の観測装置でもありませんでした。そのため、エウロパの地質活動は断続的で、軌道上の特定部分で木星から強い力をかけられるときにしか起こらないのではないかとも見られています。

ちなみに、氷の殻の中に流れる海がありそうな星は、エウロパだけではありません。土星の衛星・エンケラドゥスの南極からはつねに海水が噴き上がっていて、観測すればいつでも確認できます。土星探査機カッシーニがエンケラドゥスの活動を発見したことから、エンケラドゥスにロケットを飛ばして海水を採取し、生命体の可能性を確認すべきだという提案も出てきています。

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最終更新:10/13(木) 21:10

ギズモード・ジャパン