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ごみ広域処理へ前進 湘南1市2町新施設着工

カナロコ by 神奈川新聞 10/13(木) 7:00配信

 平塚、大磯、二宮の1市2町で進めているごみ処理広域化計画が、本格的に動きだそうとしている。大磯町リサイクルセンター(仮称)が9月下旬に着工し、現行の枠組みで計画している受け入れ施設がすべて整備される見通しとなった。最初の協定締結から10年、次代を見据えた計画は曲折を経ながらも、各市町が新たな役割を担い、ごみ減量と資源化を進めていく。

 「平塚、二宮と手を取り合って進めてきた。それぞれの役割を住民のために果たしていきたい」

 9月28日、大磯町虫窪で行われたリサイクルセンターの起工式。平塚市、二宮町の両首長をはじめ、町や工事関係者ら約60人の出席者を前に、中崎久雄町長があいさつした。

 2018年4月の運転開始を目指す同センターは、13年10月まで稼働した町のごみ焼却施設跡地を活用。敷地面積約8千平方メートル、地下1階、地上3階の鉄筋コンクリート製で、総工費は17億6千万円を要した。

 役割は大磯、二宮両町から排出される容器包装プラスチックとペットボトルの圧縮梱包(こんぽう)だ。さらに可燃ごみも圧縮し、平塚市の焼却施設(市環境事業センター)への運搬回数削減につなげる。これまでは1日あたり収集車延べ17台で搬出していたが、20トンコンテナ車3台分で済むようになるなど、中継施設の役目を果たしていく。プラスチックごみは1日6トン、可燃ごみは1日に47トン処理することができ、資源物の選別・保管施設も備える。

 1市2町のごみ処理広域化は06年に協定を結んだが、一時二宮町が離脱するなどし、10年に再び動きだした。この間、平塚市に高効率ごみ発電施設を整備し、二宮町には剪(せん)定(てい)枝資源化施設を新設。同町の不燃物処理施設は将来的な整備に向けて検討を続けているものの、現計画で新設する施設としては、大磯町のリサイクルセンターだけが残っていた。

 大磯では当初予定していた生ごみ資源化施設の整備計画が中止となるなどの経緯もあり、町担当者は「今回の着工で、ごみ処理広域化の役割をようやく果たすことができる」としている。

最終更新:10/13(木) 7:00

カナロコ by 神奈川新聞