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米専門家「トランプが大統領に当選した場合、朝鮮半島に戦争起こる可能性も」

ハンギョレ新聞 10/13(木) 7:21配信

WSJ、ブルッキングス研究所先任研究員の寄稿文を掲載 「在韓米軍の撤収など多くの公約は実現不可能」

 在韓米軍を撤退させるという共和党大統領候補のドナルド・トランプの公約は非常に危険であり、これによって朝鮮半島で戦争が起こる可能性もあるという米国の専門家の分析が出された。

 米国のシンクタンクである「ブルッキングス研究所」の軍事専門家マイケル・オハンロン先任研究員は11日(現地時間)、米国のウォールストリート・ジャーナルへの寄稿文で、トランプが米国の大統領になれば、在韓米軍の撤退が推進されるだろうし、そうなれば北朝鮮が核兵器で韓国を強圧的に屈服させ、最終的に戦争まで起きるだろうと予測した。

 オハンロン研究員は「トランプの危険な韓国賭博」(Trump's Dangerous Korean Gamble)というタイトルの寄稿文で「トランプは同盟国に防衛分担金の負担を要求しているが、朝鮮半島の状況を考慮すればその公約の欠点が明らかになる」と主張した。オハンロン研究員はトランプが大統領に当選した場合、当選後1年以内に韓米相互防衛条約を破棄、在韓米軍を撤収▽任期中に韓国に対して北朝鮮の核問題の解決を要求し、在韓米軍撤収▽韓国に防衛費用の分担を要求し、条件付きで在韓米軍の撤退、の3つの可能性を提示した。 彼はこの3つの可能性のいずれも実現不可能であり、最悪の場合、朝鮮半島に戦争が勃発するだろうと警告した。

 オハンロン研究員は「最初の選択肢の場合、在韓米軍が撤退した瞬間に北朝鮮は攻撃するであろう。また、戦争をしなくても、核兵器で韓国を脅迫するだろう」と強調した。 彼はさらに「トランプは韓国が自ら防衛できるよう、韓国もまた核兵器を保有できると暗示したが、これは「核拡散防止条約」を無力化させる危険な試み」だと批判した。オハンロン研究員はまた「韓国はすでに国内総生産(GDP)の2.5%ほどを防衛費に費やしている」とし、分担金負担を要求する3番目の選択肢も実現可能性が低いと一蹴した。

 オハンロン研究員は寄稿文の最後に「トランプが大統領になっても、米国は同盟国である韓国を戦争から保護するため、朝鮮半島に飛び込むだろう」とし、「そうなればトランプの政策は無用の長物になる」と断言した。さらに彼は「60年間米軍を駐留させ、北朝鮮を阻止してきたことは今でも有効であり、この状況について、いたずらに賽を投げてはならない」と警告した。

ファン・クムビ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:10/13(木) 7:21

ハンギョレ新聞