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伝統と現代性溶け合う 富山で郷土陶芸展

北日本新聞 10/13(木) 18:31配信

 第51回郷土陶芸展が13日、富山大和6階ホールで開幕した。県郷土陶芸会(六渡心六会長)に所属する15の窯元が、茶わんや花器、オブジェなど約150点を出品した。受け継がれた技と現代的な感性が混ざり合い、初日から多くの陶芸ファンを楽しませている。18日まで。

 富山の風土に根差した創作を続ける各窯が、それぞれを刺激し合う場を設けようと毎年開いている。ことしのテーマ作品は「茶碗(わん)」で、青磁や鉄釉(ゆう)、焼き締め、灰釉など多彩な作品が集まった。縦にシャープな鎬(しのぎ)を入れた花入れや、繊細に無数の穴を開けたランプシェード、土の味わいを生かしながら動物をかたどった置物も並ぶ。

 会期中は毎日午前11時と午後3時の2回、出品作家が日替わりで解説会を行う。初日は保陶裡(ほとり)窯の新保孝二さん(砺波)と阿古屋野(あこやの)窯の寺田雄山さん(黒部)、越中瀬戸焼四郎八窯の加藤聡明さん(立山)が担当し、ガス窯と薪(まき)窯の違いや、作品に込めた思いなどを説明。「富山ならではの風土性を出そうと、地元の材料をなるべく多く使っている」と明かした。

 会場では、各窯の即売コーナーも設けている。六渡会長(高岡)は「それぞれの窯ならではの味わいがある作品がそろっている。間近で見てほしい」と話している。

北日本新聞社

最終更新:10/13(木) 18:31

北日本新聞