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サメ出没、知らずに泳ぐ中国人客も 長期化懸念する沖縄の人気観光地

沖縄タイムス 10/13(木) 10:50配信

 沖縄県北谷(ちゃたん)町美浜のサンセットビーチ近くでサメが目撃され、町内の2ビーチが遊泳禁止となって13日で1週間を迎える。目撃された4匹のうち少なくとも2匹が、人を襲う危険性が高いオオメジロザメと判明、町は急きょ捕獲の方針を決めた。遊泳再開は、13日にも始まる町漁協の“捕獲作戦”の行方に懸かる。この一帯は沖縄本島西海岸で人気の観光地。11月末までにぎわうはずのビーチは閑散とし、観光業界からは長期化を懸念する声が出始めた。(中部報道部・比嘉太一、溝井洋輔)

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■経営に影響

 サンセットビーチ付近はショッピングモールや複数のホテルが立ち並ぶ。「徒歩圏内にビーチがあることがホテルの最大の売りなのに泳げない。このままでは経営に影響が出てしまう」。ホテルの女性従業員は不安を口にする。

 同じく遊泳禁止にしている同町北谷のアラハビーチでは、外国人観光客に頭を悩ませている。「サメ出没で遊泳禁止」を知らせる看板は日本語と英語で書かれているが、中国人観光客が海に入り、その対応に追われる。監視員が英語で「シャーク(サメ)、シャーク」と呼び掛け、海から出るよう注意することが多々あるという。

■閉鎖は当然

 一方、付近のダイビングショップでは現時点で影響は出ていない。北谷町内にある16のショップでつくる町海域利用事業所協力会理事の仲村学さんは(41)は「ダイビングの潜水地点は、サメの目撃場所とは離れているので通常通り潜っている」と説明。「ただ注意喚起は必要で、町や漁協と情報交換を続けている」と話す。

 サメは頭のシルエットなどから、世界で最も人に危害を与えているとされるオオメジロザメであることが、サメに詳しい沖縄美ら海水族館の名誉館長、内田詮三さん(81)の検証で分かっている。

 内田さんは「一般の人たちは映画『ジョーズ』に登場するホホジロザメが世界で1番危険だと思い込んでいる」と指摘。サメの研究者の間では、人に危害を与える恐れの高い種類として、(1)オオメジロザメ(2)イタチザメ(3)ホホジロザメ-の順番が周知の事実とし、「ビーチの閉鎖は安全のため当然だ」と話した。

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最終更新:10/14(金) 20:10

沖縄タイムス

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