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県内初の町立避難ビル完成

紀伊民報 10/13(木) 17:00配信

 和歌山県すさみ町周参見に、災害時に避難所として使う町の避難ビルができた。地上からの高さ11・4メートルにある屋上の広さは150平方メートルで、約300人を収容できる。長期の避難に備え、畳敷きの部屋も設けている。

 避難ビルは鉄筋コンクリート3階建て、延べ床面積705平方メートル。周参見小学校の向かいで、海抜4・6メートルの場所にある。

 町防災対策室によると、13年3月に県が南海トラフ巨大地震の津波浸水想定を公表して以降、避難ビルを整備したのは県内の市町村では初めてという。ビルがある場所は、地震から11分で高さ30センチの津波が到達し、最高だと4・7メートルになるとされている。町は津波だけでなく、風水害の際も避難所として使う。

 各階に炊事室や男女別のトイレを設置。2、3階には、それぞれシャワー室もある。3階の一室(32・5平方メートル)は備蓄倉庫とし、食料品や毛布を置くという。

 二つの外付け階段でも屋上へ行ける。普段は入り口を施錠しているが、緊急時は板を破って鍵を開けられるようにしている。屋上には自家発電機や飲み水4トンをためられるタンクを設置した。太陽光で点灯するライトも屋上や外付け階段に付けている。

 事業費は2億7380万円。普段は各種展示や研修で使えるようにするという。

最終更新:10/13(木) 17:00

紀伊民報