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妙成寺は「龍の寺」 芸術家がイベントで公開制作へ

北國新聞社 10/13(木) 2:53配信

 日蓮(にちれん)宗本山妙成寺(みょうじょうじ)(羽咋市滝谷町)は、龍(りゅう)を寺の象徴として、古刹(こさつ)の魅力を国内外に広める。23日には「龍三題(りゅうさんだい)」と銘打って芸術家による公開制作を行い、仏法を守る存在とされている龍と、妙成寺の関連性を示す。

 妙成寺は、寺を開いた僧・日像の院号が龍華樹院(りゅうげじゅいん)であることにちなみ、龍を寺の象徴に据えている。

 1294(永仁2)年に日蓮聖人の孫弟子に当たる日像が開いた寺には、近世以前の日蓮宗寺院の特徴的な建造物が現存する。五重塔をはじめ10の国重要文化財が残っているのは「龍のご守護によるもの」と、僧侶らに伝わる。

 23日の妙成寺文化講座(北國新聞社など後援)は、「気鋭の芸術家三人による幸せを招く龍」と題し、国内外で活躍する書家吉川壽一さん(福井市)が縦3・6メートル、横2・7メートルの和紙に筆をふるう。パリ出身の画家マークエステルさんの絵画、陶芸家の四代徳田八十吉さん(小松市)が作った九谷焼の龍がお披露目され、龍をテーマに3人と寺の僧侶による座談会が開かれる。

 龍が守護するように五重塔に寄り添う姿を描いた観光客向けのパンフレットを作り、今後もイベントを通じて「龍の寺」を発信する。寺の大森教生執事は「妙成寺の価値を、龍を糸口に多くの人に伝えたい」と話した。

 23日の講座でライブパフォーマンスを披露する吉川さんは北國新聞社を訪れ、「古くからの姿を守り続ける妙成寺を盛り上げるため、書を通して力になりたい」と意気込みを語った。妙成寺の大森執事、前田和憲総務課長が同行した。

北國新聞社

最終更新:10/13(木) 2:53

北國新聞社