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米国株:小じっかり、議事録後もプラス圏維持-決算期でドルに注目

Bloomberg 10/13(木) 5:28配信

12日の米国株式相場は小じっかり。S&P500種株価指数は9月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の公表後もプラス圏を維持した。経済データが着実だが緩慢な経済改善を示すなか、金融政策当局は利上げのタイミングを決めかねていると市場は受け止めた。

S&P500種株価指数は前日比2.45ポイント(0.1%)上昇の2139.18。ダウ工業株30種平均は15.54ドル(0.1%)高い18144.20ドル。

米連邦準備制度理事会(FRB)が12日公表 したFOMC(9月20-21日開催)議事録による と、金融政策当局者は利上げがもたらす効果について議論し、「ぎりぎりの判断」で据え置きを決定した。幾人かのFOMCメンバーは「比較的早い時期」の利上げが適切になるとの見解を示した。

決算発表が始まったが、株式市場にとっては芳しくないスタートとなった。業績が振るわない理由として、再びドルがスケープゴートにされるようになった。パビリオン・グローバル・マーケッツの分析によると、アルコアは増益の抑制要因として、これまでどの要素よりも頻繁にドル高を指摘している。

パビリオンのグローバルマクロ調査・戦略責任者、アレックス・ベルフルール氏は電話インタビューで、「この時点で利上げを決行すれば、ドルはもっと大きな問題になるだろう」と指摘。ドルの問題は「今回の決算シーズンで表舞台に戻ってきた。近く解消されるとは確信できない。過去のサイクルでは企業は弱いドルにかなり順応したが、今回はそうはいかない」と述べた。

この日は公益事業や電話、生活必需品、不動産など高配当の銘柄が買われた。アップルは過去20カ月で最長の連続高となったものの、情報技術株は全般にほぼ変わらず。半導体銘柄は3日連続で下げた。ヘルスケアも売られ、ナスダック・バイオテクノロジー指数はこの2日で6.2%の下落。原油価格の軟調を背景にエネルギー銘柄も値下がりした。

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最終更新:10/13(木) 6:32

Bloomberg