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クラウディアン、カメラ映像から走行車種を認識し広告配信する実験に成功

BCN 10/14(金) 14:52配信

 クラウディアン(太田洋代表取締役)は10月13日、ビデオカメラの撮影映像から走行する車種をAI(人工知能)で自動判別し、ビル屋上に設置されたビルボードに車種別の広告を配信する実験を9月10日と17日に実施、成功したと発表した。これは電通、スマートインサイト、Quanta Cloud Technology Japanとともに、インテル、JESCO-CNSの協力を得て進めている共同プロジェクトの一環として実施した。

 これまで、デジタルサイネージの屋外広告ではターゲティング広告が難しいとされ、事前に決められたスケジュールに従って広告を流していた。しかし、今回の実験によって今後はディープラーニング(深層学習)を用いて自動車メーカーの車種、モデルなどを高精度・リアルタイムに認識・判別することにより、通行状況に最適化された内容で、タイミングよく広告を表示させることが可能となる。

 今回の実験では、走行車種を自動認識するためのシステムにディープラーニングを使い300車種以上、数千枚の自動車画像を使って学習させた。この学習用データやビデオカメラで撮影した走行車種の大量映像の保存には、クラウディアンが開発したオブジェクトストレージ製品「CLOUDIAN HyperStore」が使われている。

 なお、同社は今回の成果によって大規模な屋外ビルボード広告だけでなく、商業ビル、ショッピングモール、アウトレットの駐車場に設置されるディスプレイへの広告配信も計画している。また、時間帯別・車種別交通量や走行速度も自動的に計測し数値化することが可能になるため、 従来の人手による計測データと異なり、常時正確な交通量の把握ができるようになる。道路監視やターミナルの混雑状況把握、汎用的な交通量調査などにも応用が期待できる、としている。

最終更新:10/14(金) 14:52

BCN