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タイ・プミポン国王、台湾との交流深化に貢献 李登輝氏と面会も

中央社フォーカス台湾 10/14(金) 15:28配信

(台北 14日 中央社)13日に死去したタイのプミポン国王。国王は生前、台湾を訪問したほか、タイの山地農業発展のために台湾との農業交流も実施。国交断絶後も李登輝元総統の面会に応じるなどし、双方の交流を促進した。

プミポン国王は1963年6月、シリキット王妃とともに4日間の日程で訪台。蒋介石総統と宋美齢夫人は自ら松山軍用飛行場に出向き、国王夫妻の来訪を歓迎した。1969年には当時国防部長(国防相)だった蒋経国氏が特使としてタイに招かれ、国王に面会した。

プミポン国王と台湾に関係する交流でよく知られているものに、国王がタイ北部の山地の農業発展のために進めたプロジェクトがある。国王は1970年、駐タイ大使の沈昌煥氏を召見し、協力を依頼。台湾は1971年に果物の苗や野菜の種をタイに贈り、試験栽培を開始。1973年にはタイとビルマ(現・ミャンマー)の国境近くの山で農場の試験運営を始めた。このプロジェクトはここから成果が生まれたとされている。

タイと中華民国(台湾)は1975年に国交を断絶したものの、双方は窓口機関を設置。経済の分野や民間レベルでの密接な交流は、絶えることなく続いている。

1994年2月、当時の総統、李登輝氏がタイを訪問した際は中国大陸側の強い反対があったにも関わらず、プミポン国王は李氏の「私的」な面会を受け入れ、双方の非公式な外交関係と経済面での協力を促進した。

(戴雅真/編集:名切千絵)

最終更新:10/14(金) 15:28

中央社フォーカス台湾