ここから本文です

H27年度普通教室の電子黒板整備率、1位は佐賀…文科省調査

リセマム 10/14(金) 18:15配信

 文部科学省は10月13日、「平成27年度 学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果」を公表した。教育用コンピューターの整備状況では、佐賀県の2.2人/1台が全国1位に。普通教室の電子黒板整備率も非常に高く、全国平均値21.9%のところ佐賀県は126%に達した。

教育用コンピューターのうちタブレット型コンピューターの台数

 調査は、全国の公立学校(小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、および特別支援学校)が対象。平成28年3月1日現在の学校におけるICT環境の整備状況、教員のICT活用指導力を調査した。

 平成28年3月1日現在、学校における教育用コンピューター1台あたりの児童生徒数は、全国平均値で6.2人。都道府県別にみると、全国トップは佐賀県で1台あたり2.2人、ついで鳥取県4.2人、鹿児島県4.3人。一方、神奈川県と埼玉県は1台あたり8.2人と全国最低の数値に。

 ただし、前年度は平均値6.4人(最高2.6人、最低8.4人)となっており、教育用コンピューターの整備が進んでいることがわかる。教育用コンピューターのうちタブレット型コンピューターの台数は25万3,755台と、2年間で3.5倍に増加した。

 普通教室の校内LAN整備率は平均値87.7%と、前年度より1.3ポイント増加。都道府県別でもっとも整備率が高いのは徳島県の97.9%、もっとも低いのは青森県の61.4%だった。普通教室の無線LAN整備率(平均値26.1%)については、全国トップの静岡県62.3%に対して、最下位の愛媛県は5.9%と地域による差が大きい。超高速インターネット接続率(30Mbps以上)は平均値84.2%と、前年度より2.6ポイント増加した。

 電子黒板のある学校の割合は平均値78.8%、全国トップは佐賀県で100%に達した。佐賀県は普通教室の電子黒板整備率(平均値21.9%)も126%と全国でもっとも高い。2位の沖縄県でも45.3%となっており、全国でも飛び抜けて高い割合となっている。

 教員のICT活用指導力の状況について、教材研究・指導の準備・評価などにICTを活用する能力を「わりにできる」もしくは「ややできる」と回答した教員の割合は、全国平均値で83.2%。授業中にICTを活用して指導する能力は平均値73.5%、児童のICT活用を指導する能力は平均値66.2%、情報モラルを指導する能力は78.9%だった。

 また、平成27年度中にICT活用指導力の調査項目に関する研修を受講した教員の割合は、38.3%にとどまっている。都道府県別でみると、全国トップは佐賀県で99.6%の教員が受講していた。ついで、大分県72.5%、愛媛県59.2%、長野県57.4%など。もっとも低い秋田県では13.1%だった。

《リセマム 黄金崎綾乃》

最終更新:10/14(金) 18:15

リセマム