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葛尾村長選 生活基盤整備に全力 篠木氏 住民帰還へ課題山積

福島民報 10/14(金) 10:10配信

 東京電力福島第一原発事故による避難指示が今年6月、帰還困難区域を除いて解除された福島県葛尾村では、医療機関や商業施設の整備など住民帰還に向けた課題が山積しており、村長選で初当選した篠木弘氏(65)の手腕が問われる。
 篠木氏は原発事故後、休診が続く葛尾診療所の再開を目指して医師確保に全力を挙げる考えを示している。村内で商店の多くが休業している中、事業再開を目指す商業者を支援する。企業誘致を進め働く場の確保に努めるとしている。
 村内での幼稚園・小中学校の再開については、保護者らと意見を交わして時期を決める。担い手農家などへの農作業の委託を進めて農業再生を図る考え。帰還困難区域については従来の村の方針を継承し、住民の意見を踏まえて国と協議していく構えだ。
 篠木氏は「全て一気にというわけにはいかないが、着実に復興への歩みを進めたい」と話している。

■復興に向け決意を新た
 篠木弘氏は13日夕、村内の選挙事務所で支持者から祝福を受け、古里の復興に向けた決意を新たにした。
 篠木氏は妻とき子さん(66)とともに支持者から花束を受け、松本貞幸選対本部長らと万歳して喜びをかみしめた。「松本村政が築いてきた道を絶やすことなく前に進んでいきたい」と決意を述べた。

福島民報社

最終更新:10/14(金) 10:35

福島民報