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第一原発の凍土遮水壁 海側地中、完全に凍結

福島民報 10/14(金) 10:11配信

 東京電力は13日、福島第一原発の原子炉建屋への地下水流入を抑える「凍土遮水壁」について、海側の地中が完全に凍結したと発表した。一方、効果を確認するために凍土壁下流側でくみ上げている地下水量のデータは収集中で「効果を示せる時期は未定」としている。
 東電によると、温度測定地点約5000カ所のうち、地表付近を除く地中の全地点で零度以下になった。地下水は地表付近の未凍結部分より深い所を流れているため、凍土壁の機能に影響はないという。
 凍土壁の海側部分は3月末に全面稼働したが、地下水の流れが速く凍結が進まなかったり、大雨の影響で解けたりする場所が続出。東電は凍結促進のために追加工事を実施し、8日に作業を終えていた。
 東電は今後、段階的に凍らせている山側部分も全て凍結させる許可を原子力規制委員会に求める方針。凍土遮水壁は一度に凍らせると地下水位が急激に変化し、建屋内から高濃度汚染水が漏れ出す恐れがあるため、東電は海側を先に凍結させた上で山側は部分的に凍らせている。

福島民報社

最終更新:10/14(金) 10:37

福島民報