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吉田鋼太郎、蜷川幸雄さんの意思継ぐ 2代目シェイクスピア芸術監督に就任

オリコン 10/15(土) 11:38配信

 俳優の吉田鋼太郎(57)が、今年5月に多臓器不全のため亡くなった演出家の蜷川幸雄さん(享年80)の跡を継ぎ「彩の国シェイクスピア・シリーズ」の芸術監督に就任したことが15日、わかった。同日都内で会見を開いた吉田は「受け継いだ蜷川さんの血と僕の血を両方を融合させて、演出できれば」と意気込みを語った。

【画像】初代芸術監督の故・蜷川幸雄さんの遺影

 同シリーズは、シェイクスピアの戯曲全37作品の上演を目指すもので、1998年のスタート以来、これまでに32作品を上演。のべ34万人を動員し、国内外で高評価を得てきた。吉田は2代目芸術監督として、残る5作品を手がける。

 吉田は同シリーズの第13弾『タイタス・アンドロニカス』で主演を務め、計12作品に参加(内4作品が主演)。また、吉田が立ち上げた「劇団AUN(アウン)」にて15年以上にわたり、シェイクスピア作品の演出を担当。蜷川さんからも厚い信頼を得ており、10年前からは蜷川さんに頼まれて若手俳優の演技指導も行い、小栗旬らを育ててきた。蜷川さんが亡くなる1ヶ月前の今年4月、病室にて残した「鋼太郎が役者の面倒をみてくれるのを含めて、残りをやってくれれば安心だ」という言葉を受け、今回就任の運びとなった。

 同シリーズの未上演は、残り5作品。吉田は「蜷川さんがやりたくないものばかり残した」とぼやきながらも、「逆にそれが燃える。ずっとシェイクスピアをやってきた人間としては、『蜷川さんならこうするだろう』というものと、『自分ならこうする』というものを入れて、新しいものを作りたい」と発奮させた。

 吉田が2代目芸術監督として挑む最初の上演作品は『アテネのタイモン』で、来年12月に上演予定。演出は構想中だが、キャストは「蜷川さんのもとで演じていた役者を起用したい」と語った。

■未上演の「彩の国シェイクスピア・シリーズ」作品
『アテネのタイモン』(悲劇)
『ジョン王』(史劇)
『ヘンリー五世』(史劇)
『ヘンリー八世』(史劇)
『終わりよければすべてよし』(喜劇)

最終更新:10/15(土) 13:03

オリコン

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