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一期一会の出会い「高尾山に咲く花々を見に行こう」

TOKYO FM+ 10/14(金) 11:57配信

「ボタニカル」=「植物」の力でキレイと元気を磨くをコンセプトにお届けしている、TOKYO FMの番組の10月14日の放送で紹介したのは、登山をより楽しめるようになるおすすめの一冊。山道の足下や山肌にひっそりと咲く「山の花々」に特化した花のガイドブック、『原寸大 見分ける低山の花100』です。

山歩きを楽しくする花との出会い

山歩きの癒しとなり、より思い出深いものにしてくれるのが、山の「花々」との出会い。植物園や花屋、公園の花壇で見るものとは違い、静かに控えめに山の中で凛として存在しているのが、山の花々。その存在は、山の精霊に命を授かった、自然の生命力の結晶とも言えます。

『原寸大 見分ける低山の花100』には、里山から高尾山クラスの低山、霧ヶ峰など標高1500メートルの中級の山までを目安に、季節ごとの花のガイドが掲載されています。そこには原寸大で大きさや色の特徴、そして名前の由来なども語られ、小さな山の花が持つ個性的なストーリーを知ることができます。表紙には物差しのようにセンチごとの目盛りが付いていて、そのまま本を花に近づけて大きさを確認することもできます。

高尾山の四季を彩る花々

ここでは、登山口まで都心から登山口まで電車で一時間前後とアクセス良好、気軽に山歩きが楽しめると人気の「高尾山」で見られる四季の花々を紹介。

1.ネコノメソウ
漢字で書くと「猫の目草」、 春に2ミリほどの淡黄色の花をつけ、花が咲いた後の果実が「猫の目」のように見えるところから、この名前が付けられています。日本全国の山地、湿地に生え、群生するので比較的見つけ易く、柔らかな春の日差しを受けた黄色と緑のコントラストが、登山客に春の訪れを教えてくれます。

2.ホタルカズラ
丘陵地から山地にかけて、明るい林や草地に生えます。名前の由来は花をホタルの光に見立てたもの。紫の花の中心に星形の模様があるのが特徴で、新緑の季節をより魅力的にする貴重な花です。

3.ユキノシタ
山地の湿った岩陰や水辺に生え、名前の由来は花が雪のようで、その下に緑の葉が見えるところから。妖精のような個性的な花弁を持ち、夏を告げる花と言われています。

4.ツルリンドウ
高尾山などで秋の深まる紅葉の季節に咲く、1センチほどの個性的な小さな薄い紫の花。先が鋭く尖った緑の葉が特徴。

5.センブリ
晩秋のフィナーレを飾る花。紫の筋が入った1センチほどの大きさの花で日本全国の低山に咲いています。最も秋が深まってから咲く花の一つで、間もなくの冬の到来を教えてくれる花です。


山歩きの時に出会う花の名前や種類がわかると、その出会った場所により親しみを持つようになります。あなたとその花の出会いは一期一会かも知れませんが、次の年も、またその次の年も、その花がまた同じ場所で静かに咲き続けられるように願いたいですね。ただし、どんなに美しい花があっても登山道から決して外れないなど、登山ルールを守ることもお忘れなく。

(TOKYO FMの番組「クロノス」2016年10月14日放送より)

最終更新:10/14(金) 11:57

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