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ボブ・ディランがノーベル文学賞を受賞した理由 小林克也氏語る

AbemaTIMES 10/14(金) 17:01配信

「どれだけの道を歩けば人は人と呼ばれるようになるのか。どれだけの弾が撃たれれば大砲は永遠に禁止されるのか。友よ、答えは風に吹かれている」
ボブ・ディラン氏の『風に吹かれて』の歌詞の一部だ。

2016年のノーベル文学賞に米国のシンガーソングライター・ボブ・ディラン氏が選ばれた。歌手の文学賞受賞は初となる。

「新たな詞的表現を創造した」
これがボブ・ディラン氏の受賞の決め手だ。
1962年にデビューしたボブ・ディラン氏は公民権運動やベトナム戦争で揺れるアメリカで戦争や人種差別に反対する、メッセージ性の強い”風に吹かれて”などのプロテストソング(抗議の歌)を次々と発表。
若者の絶大な支持を受け、アメリカ社会に大きな影響を与えた。
その後、エレキギターを使ったロック色の強い「Like a Rolling Stone」でさらに幅広い層からの人気を獲得。
独特のハスキーボイスでギターをかき鳴らす独自の世界観は日本でも多くの歌手に影響を与えた。

ラジオDJなどで活躍する小林克也氏は「実はボブ・ディランは10年以上前から候補に挙がっていた。でも、なかなか順番が回ってこず、ディランのような詞を作ってそれを歌ってみんなに楽しんでもらうような人は受賞できないんだなと思っていた」と今回の受賞について驚きの声をあげた。

小林氏はノーベル文化賞を歌手が受賞した理由についてこう述べた。
「ボブ・ディランは常に文学じゃなくてメロディーのついた詞で世の中のことを歌っている。それが優れた小説と同じように評価された。」

60年代に颯爽と音楽界に現れメッセージソングを歌うディラン氏に、人々は「ディランこそ我々のメッセージを伝える人だ」と色々な意見を求めるようになった。
しかし、ディランはこう言ったという。
「冗談じゃないよ。俺はただの歌唄いだよ。」

最終更新:10/14(金) 17:01

AbemaTIMES