ここから本文です

日産が来年の米家電見本市「CES」に初出展

ニュースイッチ 10/14(金) 8:29配信

自動運転の訴求に乗り遅れるな

 日産自動車が2017年1月に米ラスベガスで開かれる家電見本市「CES」に初めて出展することが分かった。自動車のIT化が進む中で世界最大の家電見本市に参加し、自動運転やコネクテッドカー技術やコンセプトを訴求する。

 日産は事故ゼロ・排出ゼロをコンセプトとする「インテリジェントモビリティ」を訴求しているほか、ルノーと共同でマイクロソフトとの協業を深めたり、仏ソフトウエア開発会社を買収したりするなど同分野に力を入れている。CESでは関連する技術やコンセプトを出展すると見られる。

 CESは近年、技術開発の進展や社会的な機運の高まりもあって、自動車関連の出展が増えている。日本の自動車メーカーからは昨年、トヨタ自動車やホンダが出展している。

 日産も昨年、CESの開催に合わせてマイクロソフトとテレマティクス分野での協業を発表したが、出展するのは今回が初めてとなる。

<「主役」だった自動車>

 今年1月に開催された「CES」は、自動車が主役だった。自動運転をはじめとする最新技術が次々と披露され、車メーカーの勢いを印象づけた。こうした車の進化を支えるIT関連の異業種や半導体メーカーの存在感も高まっている。未来のクルマに関わるメーカーの顔ぶれが広がっている。

 ここ数年、自動車の最新技術を披露する場となっているCES。米デトロイトで1月に開かれる北米国際自動車ショーに先駆けて技術を発表する企業が増えている。こうした流れのなかで、今回最も注目されたのが自動運転車だった。

 トヨタ自動車や独アウディをはじめとする完成車メーカーが最新の自動運転技術や戦略を紹介したほか、新たに韓国の起亜自動車が自動運転のテスト車両を公開し、同分野に本格参戦した。

 自動運転だけでなく、ドライバーの安全運転を支援する先進運転支援システム(ADAS)やインターフェースに関連する新技術も目立った。

 CESでは、こうした未来のクルマづくりに向けて、特に完成車メーカーがIT企業などの異業種、ベンチャー企業と協業し、成果を発表するケースが相次いだ。トヨタは2015年末に出資したプリファード・ネットワークス(PFN)が開発した人工知能(AI)技術を活用した自動運転のデモンストレーションを行った。

 トヨタは1月にAIの新会社を設立し、米グーグルのロボット開発責任者だったジェームス・カフナー氏を招聘(しょうへい)するなど活動を本格化させる。PFNもAI研究を進める重要なパートナーで自動運転技術の高度化につなげる。

 米フォード・モーターは米アマゾン・ドットコムと連携し、音声で車や家電を操作できる車載システムを開発する。米アマゾンの音声認識装置「エコ」を活用しインターネットに接続。車に搭載するマイクなどを使って、車にエンジンをかけたり、車から家の冷暖房をつけたりできるユニークなシステムだ。

最終更新:10/14(金) 8:29

ニュースイッチ